科目名[英文名]
環境化学特別講義Ⅱ   [Special Lectures on Environmental ChemistryⅡ]
区分   選択必修   単位数 0.5 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 05MK5626
責任教員 [ローマ字表記]
中村 隆志, 梅澤 有   [NAKAMURA Takashi, UMEZAWA Yu]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
地球温暖化や海洋酸性化などのグローバルな環境変動や水質汚濁などのローカルな人為的ストレスは、様々な生態系に複合的に作用し、深刻な影響を及ぼしている。これらの環境変化やそれに伴う生態系の変化を理解し、それらの将来予測をするためには、地質学的時間スケール〜近年における気候変動の歴史を知り地球環境システムを理解することが不可欠である。また、生態系は環境変化にダイナミックに応答する一方で生態系は環境にも影響を及ぼし、環境-生態系が相互作用していることも理解しておく必要がある。そこで、本講義では、地質学的時間スケール〜近年における気候変動の歴史や、それぞれの時間スケールにおいて気候を支配している主な要因について講述するとともに、生態系に作用するグローバル・ローカル複合環境ストレスの実態と、その要因となっている人間・社会システム構造との関連性についても解説する。
到達基準
この講義を履修することによって、(1)過去〜現在〜未来にわたる環境変動の変遷やその変動要因および地球環境システムの概要を理解し、(2)生態系の仕組みや現象をモデル化するために必要な視点を身につけ、(3)環境変動下における生態系のダイナミクスや環境-生態系の相互作用について理解できるようになる。
授業内容
第1回 地球規模環境変動と変動要因
第2回 地球規模炭素循環
第3回 数理生態学の基礎と生態系モデリング
第4回 サンゴ礁生態系の特徴と環境問題

6月12日(水)の2-5限に2号館2-14室にて開講予定です。 
履修条件・関連項目
学部授業の生態系管理学、海洋環境学、環境汚染化学、環境毒性学、地球化学、地学、地圏環境学、地球環境地学の授業内容は、本授業の理解に役立ちます。
授業時間8時間に加え、配布した講義資料を参照し、本学の標準時間数に準ずる復習を行うこと。
テキスト・教科書
決まったテキストはありません。資料を配布します。
参考書
特になし
成績評価の方法
授業中の小レポート(50%)とレポート(50%)で評価します。
教員から一言
履修登録前や受講前に不明な点があれば、中村までメールにてお気軽にお問合せ下さい。
キーワード
環境変動、炭素循環、生態系モデリング、サンゴ礁生態系
オフィスアワー
質問等があればメール(nakamura.t.av@m.titech.ac.jp)にて対応します。
備考1
備考2
参照ホームページ
http://www.nakamulab.mei.titech.ac.jp/
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/04/18 10:57:38