| 科目名[英文名] | |||||
| 生物生産科学フロンティア講義Ⅶ [Special Lectures on Frontier of Biological Production Ⅶ] | |||||
| 区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
| 対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 1学期 | |
| 授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 05MP5108 | ||
| 責任教員 [ローマ字表記] | |||||
| 勝間 進, 天竺桂 弘子 [KATSUMA Susumu, TABUNOKI Hiroko] | |||||
| 所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス | ||
| 概要 |
| チョウ目昆虫のカイコでは、80年以上前からW染色体に雌性決定因子が存在することが知られていたが、その分子実体は未解明であった。私たちのグループは、2014年にこの因子が小分子RNAの一種であるpiRNAであることを発見した。さらに、そのターゲットがZ染色体から転写される雄化遺伝子Mascであることも明らかにした。本講義では、カイコをモデルとして明らかになったチョウ目昆虫の性決定機構とそれに関連したボルバキアによる性操作メカニズムについて、最近の知見を提供する。 |
| 到達基準 |
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昆虫の性決定機構の概要、およびそれらを分子生物学的手法、計算化学的手法を用いて解析する方法について理解する。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: (農学部の場合)本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。 URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy |
| 授業内容 |
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1. 昆虫の性決定システムにおける多様性と類似性 2. カイコにおける性決定研究の歴史 3. ついに発見!piRNAがカイコの性を決める 4. カイコはpiRNA研究の材料として適した生物である 5. 雄化と遺伝子量補償を司る新規遺伝子Masc 6. カイコの性決定研究から見えてきたもの-ボルバキアによる性操作メカニズムの解明へ |
| 履修条件・関連項目 |
| なし |
| テキスト・教科書 |
| なし |
| 参考書 |
| 授業の中で紹介する |
| 成績評価の方法 |
| レポート70%、平常点30%で評価 |
| 教員から一言 |
| キーワード |
| カイコ;性決定;比較ゲノム |
| オフィスアワー |
| 備考1 |
| 備考2 |
| 参照ホームページ |
| 開講言語 |
| 日本語 |
| 語学学習科目 |
| 更新日付 |
| 2020/01/27 16:56:03 |