科目名[英文名] | |||||
土壌環境学特論 [Advanced Soil Environmental Science] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 05MP5122 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
杉原 創 [SUGIHARA Sou] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | 2-220A | メールアドレス |
概要 |
【目的】生物生産科学の生産環境領域において、土壌学に関連した最新の研究の理解に必要な知識を習得するとともに、現場での研究事例を学ぶ。 【講義概要】 土壌は生物生産のまさに基盤であり、食料増産と持続可能な農業との両立を目指すうえで、適切な土地管理を実施する事は必要不可欠である。本講義では、土壌学の基礎理論に基づいて、乾燥地から湿潤地、亜寒帯から熱帯まで、様々な気候条件下で成立する農業活動に付随した物質循環に関して、土壌中での反応解析を中心に検討し、増産と保全の両立に必要な課題について講義する。また、講義中に適宜グループディスカッションを実施し、持続可能な土壌管理の将来像について議論を行う。 |
到達基準 |
物質循環の場としての土壌がどのように生成・構成されるのかを説明できるようになる。 生態環境の特性を考慮に入れた土壌中の物質循環を推測でき、持続可能な土壌資源の管理方法について考察できるようになる。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。 URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
以下の課題について、それぞれ1〜4週の講義・討論を行う予定である。 1.土壌学の基礎理論:土壌中の物質循環を考えるために必要な土壌学の基礎講義 2.土壌学の基礎理論:土壌中の物質循環を考えるために必要な土壌学の基礎講義 3.土壌学の基礎理論:土壌中の物質循環を考えるために必要な土壌学の基礎講義 4.半乾燥地の土壌環境とそこでの物質循環・農業生産について(講義) 5.半乾燥地の土壌環境とそこでの物質循環・農業生産について(講義・討論準備) 6.半乾燥地の土壌環境とそこでの物質循環・農業生産について(討論) 7.湿潤地の土壌環境とそこでの物質循環・農業生産について(講義) 8.湿潤地の土壌環境とそこでの物質循環・農業生産について(講義・討論準備) 9.湿潤地の土壌環境とそこでの物質循環・農業生産について(討論) 10.低地の土壌環境とそこでの物質循環・農業生産について(講義) 11.低地の土壌環境とそこでの物質循環・農業生産について(講義・討論準備) 12.低地の土壌環境とそこでの物質循環・農業生産について(討論) 13.持続可能な農業生産を実現するためには(講義) 14.持続可能な農業生産を実現するためには(講義・討論準備) 15.持続可能な農業生産を実現するためには(討論) 上記講義の各セクションにおいて、受講学生は必ずレビュー論文を最低1報(計5報以上)読み、それぞれの内容に関して、グループディスカッションを通して発表してもらいます。 |
履修条件・関連項目 |
学部で「土壌学」と「土壌物質循環・肥料化学」の両方を必ず履修していること。 授業時間30 時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と 復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
特になし。必要に応じて配布する予定。 |
参考書 |
久馬一剛編「最新土壌学」(朝倉書店) 久馬一剛編「熱帯土壌学」(名古屋大学出版会) |
成績評価の方法 |
授業への参加状況(50%)、およびレポート(50%)により評価する。 |
教員から一言 |
持続可能な農業生産を実現するために必要な土地管理・栽培技術を考察する際に、土壌でなにがどうして起きているのか、についての知見を、現場でのデータや最新の知見を踏まえて紹介します。最終的には、それを受けて皆さんが”持続性”というものをどう考えるのか、議論したいと思っています。 授業内容はかなりハードですが、できるだけ楽しく進めたいと思います。 |
キーワード |
土壌、物質循環、持続可能性、増産、保全 |
オフィスアワー |
随時。メールで連絡をとること。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2020/02/26 14:58:58 |