科目名[英文名]
植物分子生理学特論   [Advanced Plant Molecular Physiology]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 22  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 05MP5136
責任教員 [ローマ字表記]
金勝 一樹   [KANEKATSU Motoki]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
植物は動くことができないので、外界の変化を受け入れて生長している。本特論では、外界のシグナルが植物細胞内に伝達される機構と、それに対する応答反応について、過去の優れた研究事例を紹介しながら論ずる。またこれらの講義を通して、分子生物学や生化学の研究手法の原理や考え方を修得することも、本特論の目的である。
到達基準
生化学や分子生物学の解析で得られたデータの意味を理解できるようになること。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
1.はじめに
2.代表的な分子生物学的研究手法の原理
3.代表的な生化学的研究手法の原理
4.〜6.受容体(アブラナ科の自家不和合性で働くレセプタープロテインキナーゼ)
7.〜9.Gタンパク質(穀類種子のアリューロン細胞におけるジベレリンのシグナル伝達)
10.〜11.MAPキナーゼカスケード(真核生物に共通する3つのプロテインキナーゼからなるシグナル伝達系)
12.〜14.ニ成分制御系(サイトカイニンとエチレンのシグナル伝達)
15. 種子発芽時の遺伝子発現(トランスクリプトーム解析とプロテオーム解析)
履修条件・関連項目
専門科目に区分される選択科目である。
授業時間30時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。
テキスト・教科書
毎回プリントを配布する。
参考書
中村桂子 他 監訳「Essential細胞生物学](南江堂)、
テイツ・ザイガー「植物生理学」(培風館)、
テイツ/ザイガー「植物生理学・発生学」講談社
成績評価の方法
毎回の講義時に行うテスト(100%)
教員から一言
講義に出てくる実験のデータの読み方、考え方、研究の進め方等も習得して欲しいと考える。
キーワード
分子生物学、生化学、細胞内シグナル伝達、環境応答
オフィスアワー
オフィスアワーは火曜日11:00〜12:30。その他教員が在室しているときは、質問等随時対応します。Mailでの質問も可。
備考1
隔年開講。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/02 20:11:39