科目名[英文名]
資源複合機能学特論   [Advanced Science of Composites Improvement]
区分 専門分野科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 05MR5515
責任教員 [ローマ字表記]
近江 正陽   [OMI Masaharu]
所属 農学部 研究室 1号館312号室  メールアドレス

概要
木質資源のマテリアル利用において、接着加工による木質材料の製造とその評価方法、化学加工による
木質資源の高耐久化についての知識を習得する。さらにさまざまな利用法が示されている木質資源の
バイオマス利用についても言及する。
本講義は、修士課程において木質資源のマテリアル利用について応用的・発展的講義と位置づけられる。
到達基準
・接着加工の基礎と木材用接着剤について理解する。
・接着加工によって製造される様々な木質材料とその原材料、物性評価法および耐久性や劣化機構に
ついて理解する。
・化学加工(複合化処理や化学修飾)による木材の改質方法を理解する。
・様々な木質バイオマスの利用について理解する。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
授業計画(全15回、進捗は学生の理解度によって調整する)
1 接着現象および接着剤
2 木材用接着剤(熱硬化性樹脂接着剤)
3 木材用接着剤(熱可塑性樹脂接着剤)
4 接着加工によって製造される木質材料(1) 軸材料
5 接着加工によって製造される木質材料(2) 面材料
6 接着加工によって製造される木質材料(3) 直行集成板(CLT)
7 木質材料の耐久性と劣化機構
8 化学加工処理による木材の高強度化・高耐久化(1) 複合材料の基礎
9 化学加工処理による木材の高強度化・高耐久化(2) 木材-プラスチック複合材料
10 化学加工処理による木材の高強度化・高耐久化(3) 化学修飾法による耐久化
11 木質バイオマスの利用(1) 木質資源のバイオリファイナリーと問題点
12 木質バイオマスの利用(2) 化学加工による木材の熱可塑化
13 木質バイオマスの利用(3) エネルギー資源としての木材
14 木質バイオマスの利用(4) 未利用木質資源(サゴヤシ)について
15 まとめ 
履修条件・関連項目
本科目は専門科目に区分される選択科目である。
授業時間30時間に加えて、配布した講義資料や参考書を参照して、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。
テキスト・教科書
資料を配付する。
参考書
高橋徹、中山義雄編、木材科学講座3 物理、海青社
鈴木正治、徳田迪夫編、木材科学講座8 木質資源材料、海青社
成績評価の方法
授業参加度/貢献度/平常点 20%、レポート(授業の理解度、内容、独創性等) 80%で評価する。
教員から一言
木材・木質資源の今後の展開や新たな利用について考えてもらいたい。
キーワード
接着加工、木質材料、高機能化 耐久性と劣化 木質バイオマス、バイオリファイナリー
オフィスアワー
随時(事前にメール等で連絡をすることが望ましい)
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2020/01/27 9:41:01