科目名[英文名]
食育・食農教育論   [Advanced Environmental Education]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 22  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 05MS5226
責任教員 [ローマ字表記]
朝岡 幸彦   [ASAOKA Yukihiko]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
食育基本法の制定に代表されるように、食のあり方を子どもたちの育ちや教育のあり方に結びつけて考えようとする傾向が顕著になりつつあります。確かに、食の問題は社会のあり方や人の生き方を強く反映しており、その意味で人の育ちに大きな影響を与えているといえます。この授業では、食育・食農教育の現状と可能性について、人が「食べる」という行為の本質的な意味を考えながら考察したいと思います。
到達基準
食育を手がかりとして、人類が始めた農業・牧畜と食の関係についてをどのように考えるべきなのか、オリジナルな見識を持つことができる。
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
1.プロローグ「アトムは食べない、顔なしは食べる」
2.「食べる」という行為の意味(1)口とは何か、味覚とは…
3.「食べる」という行為の意味(2)ヒトは食べ、食べられて進化した!?
4.「食べる」という行為の意味(3)カニバリズム
5.「食べる」という行為の意味(4)食のタブー
6.グローバリゼーションのもとでの食(1)地球の食卓・地球家族
7.グローバリゼーションのもとでの食(2)スーパーサイズミー
8.グローバリゼーションのもとでの食(3)ファストフードを考える
9.グローバリゼーションのもとでの食(4)ダーウィンの悪夢
10.グローバリゼーションのもとでの食(5)食卓の向こう側
11.「豊かな」食と農の可能性(1)有機農業
12.「豊かな」食と農の可能性(2)食べ物としての動物たち
13.「豊かな」食と農の可能性(3)自己家畜化を越えて
14.「豊かな」食と農の可能性(4)形成力と教育力
15.エピローグ
履修条件・関連項目
必要な学習時間は、本学の標準時間数に準ずる。
テキスト・教科書
朝岡幸彦・野村卓編著『食育の力』(光生館)
参考書
随時紹介します。
成績評価の方法
毎時間、簡単なレポート(100%)を書いてもらいます。
教員から一言
「食べる」ことの意味を一緒に考えてみましょう。
キーワード
食育、食農教育、食べる、農業、グローバリゼーション
オフィスアワー
随時(メールで予約)。
備考1
備考2
参照ホームページ
https://sites.google.com/site/fuchudo/
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/08 20:05:18