科目名[英文名] | |||||
植物生産科学Ⅰ [Plant Production Science Ⅰ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~1 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 05ac0003 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
金勝 一樹, 山田 哲也 [KANEKATSU Motoki, YAMADA Tetsuya] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
【目的】植物生産科学分野の分子生理学と分子育種学の領域において、最新の研究の理解に必要な知識を習得する。また、植物生産科学に関する研究を遂行するための課題解決に関する知識を学ぶ。 【概要】この講義の前半では、植物ホルモンや植物細胞内のシグナル伝達等の植物分子生理学の知見について説明される。さらに後半では、植物分子育種における最新の植物育種技術(NBT)についての講義が行われる。 |
到達基準 |
*植物の生化学や分子生物学の解析で得られたデータの意味を理解できるようになること。 *植物育種に関わる最新の技術を体系的に学習し,理解できるようになること。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
(オムニバス方式/全15回) (金勝 一樹/8回) 植物は動くことができないので、外界の変化を受け入れて生長している。本特論では、外界のシグナルが植物細胞内に伝達される機構と、それに対する応答反応について、過去の優れた研究事例を紹介しながら論ずる。またこれらの講義を通して、分子生物学や生化学の研究手法の原理や考え方を修得することも、本特論の目的である。 1回目 はじめに 2回目 植物科学における突然変異体の有用性(1) (ジベレリンの応答反応を制御する因子) 3回目 植物科学における突然変異体の有用性(2) (ジベレリンのシグナル伝達系) 4回目 MAPキナーゼカスケード (真核細胞で共通してみられるシグナル伝達系) 5回目 二成分制御系(1) (アクティベーションタギング法とサイトカイニン) 6回目 二成分制御系(2) (サイトカイニンのシグナル伝達系) 7回目 ABAの受容体 8回目 ABAのシグナル伝達系 (山田 哲也/7回) 植物の分子育種に関わる高度な専門知識を習得することを目的とした講義を行う。具体的には、マーカー利用選抜や遺伝子組換え技術に加え、人工ヌクレアーゼを利用したゲノム編集やRNA依存性DNAメチル化を利用したエピゲノム編集など、植物の分子育種への応用が急速に進展している新しい植物育種技術(new plant breeding techniques;NBTs)を概説する。 9回目 従来の育種技術1:マーカー利用選抜 10回目 従来の育種技術2:遺伝子組換え技術,cisgenesis / intragenesis 11回目 ゲノム編集技術1:ゲノム編集,人工ヌクレアーゼ 12回目 ゲノム編集技術2:メガヌクレアーゼ,ZFNs 13回目 ゲノム編集技術3:TALEN,CRISPR/Casシステム 14回目 エピゲノム編集技術1:RNA依存性DNAメチル化 15回目 エピゲノム編集技術2:遺伝子組換え台木への接ぎ木 |
履修条件・関連項目 |
専門科目に区分される選択科目である。 授業時間30時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
毎回プリントを配布する。 |
参考書 |
テイツ/ザイガー「植物生理学・発生学」講談社 |
成績評価の方法 |
毎回の講義時に行うテスト(100%) |
教員から一言 |
この科目が、皆さんの将来の研究に役立つことを願っています。 |
キーワード |
植物分子生理学、植物分子育種学 |
オフィスアワー |
オフィスアワーは火曜日11:00〜12:30(金勝)。その他教員が在室しているときは、質問等随時対応します。Mailでの質問も可。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/02 20:12:50 |