科目名[英文名] | |||||
応用生命化学特論Ⅰ [Special Lecture on Applied Biological Chemistry Ⅰ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 1 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~1 | 開講時期 | 2学期 | |
授業形態 | 2学期 | 時間割番号 | 05cc0007 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
西河 淳, 遠藤 昌吾, 萬谷 博 [NISHIKAWA Atsushi, ENDOH Shogo, MANYA Hiroshi] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
『糖鎖と疾患』 萬谷博 生体で作られるタンパク質の半数以上は糖鎖修飾を受けている。糖鎖はタンパク質の性質や機能に影響を及ぼすことで、細胞-細胞や細胞-分子の認識において重要な役割を果たしており、糖鎖の変化は細胞の生理状態を的確に反映することが分かりつつある。糖鎖の生合成はゲノムに直接支配されず、複数の糖転移酵素による逐次的反応であることから、環境や加齢など様々な因子の影響を受けやすい。本講義では、このような糖鎖の基礎から糖鎖異常による疾患について概説する。 『基礎神経科学』 遠藤昌吾 社会活動を支える人の行動は、“脳”により支えられている。脳機能、神経機能を理解することは人を理解すること、ひいては社会や生産活動を支える人の行動を理解することである。本講義では、脳機能の中でも各種の高次機能の基礎となっている“記憶”に焦点を当てて、はじめに記憶を支える脳や神経について述べ、そして、記憶がいかに我々の行動そして社会を動かしているかについて、脳や神経系の基礎知識とともに概説する; |
到達基準 |
『糖鎖と疾患』 萬谷博 1)糖鎖の基本を理解する。 2)糖鎖の生体内での重要性を知る。 『基礎神経科学』 遠藤昌吾 1)神経科学の基本的用語を理解する。 2)記憶を支える神経系の概略を理解する 3)様々な記憶と記憶が支える脳の高次機能を理解する。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。 URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
7月4、5日 『基礎神経科学』 遠藤昌吾 1)脳とは?神経とは? 2)記憶の基礎と分類 3)記憶を支える分子機構 4)遺伝子操作と記憶の研究 また、記憶や脳科学について、一般的に受け入れられている誤解について解説し、また、脳の神秘、記憶の神秘について触れたい。 7月18、19日 『糖鎖と疾患』 萬谷博 1)糖鎖の基礎 2)糖鎖の生合成 3)糖鎖の働き 4)糖鎖異常と疾患 教員自身が行ってきた糖鎖および老化に関する研究や最近の知見を紹介しながら、糖鎖の基礎や研究方法、糖鎖異常と疾患の関係について解説する。 |
履修条件・関連項目 |
テキスト・教科書 |
参考書 |
コールドスプリングハーバー糖鎖生物学(丸善)、脳神経科学イラストレイテッド |
成績評価の方法 |
出席数及び講義の最後に課される小課題により評価する。 |
教員から一言 |
(萬谷博) 講義中でも分からないところは、遠慮せずに挙手するなどして、その場で質問してください。 (遠藤昌吾) 神経科学の世界へようこそ。 記憶や神経科学の誤解や神秘について話していきます。 |
キーワード |
糖鎖、老化、認知症、筋疾患、神経科学、脳、記憶 |
オフィスアワー |
e-mail(萬谷:manya@tmig.or.jp、遠藤:sendo@tmig.or.jp)にて問い合わせてください。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://www.tmig.or.jp/index.html |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/05/07 11:33:19 |