科目名[英文名]
食農情報工学特論Ⅰ   [Special Lecture on Agricultural Engineering and Agro-Food InformaticsⅠ]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 11  開講時期 2学期 
授業形態 2学期  時間割番号 05ec0007
責任教員 [ローマ字表記]
斎藤 広隆, 増冨 祐司, 丸田 洋, 張 銘, 荒木 徹也   [SAITO Hirotaka, MASUTOMI Yuuji, MARUTA Hiroshi, CHIYOU Mei, ARAKI Tetsuya]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
本科目は宿題等をGoogle Classroomを使って提出していただきます.農工大から発行されているgo.st.tuat.ac.jpのアドレスを必ずアクティべートしてください(仮パスワードから自身のパスワードへ変更).よろしくお願いいたします.

(荒木)
農産物の収穫後から加工・流通・消費に至るまでの一連のプロセスであるポストハーベストの基礎的事項について解説するとともに、海外でのポストハーベスト管理の事例を紹介する。

(丸田)
コメを中心として、国内の先進的な生産から流通の現状について紹介し、その過程で関連した情報の利活用、税制度、法律などにについて解説する。さらに、水稲農業の未来像について考察する。

(増冨)世界の食料問題と温暖化が及ぼす影響について概説する。

(張)
原発事故による放射能汚染を含む多様化・複雑化する土壌・地下水汚染問題について、その原因と種類、歴史的変遷、国内現状と海外事情、浄化・対策技術の現状と課題、リスク評価と環境疫学的考察ならびに社会・経済的側面も考慮したサステイナブル・レメディエーションという土壌汚染対策に係る意思決定の新しい手法を平易かつ体系的に紹介する。
到達基準
・ポストハーベストの基礎事項および海外の事例について理解する。
・水稲の生産から流通に至るまで、先進的な取り組みを理解する。
・世界の食料問題について何が問題なのか?温暖化が及ぼす影響がどんなものなのか?について科学的知見を基に理解すること
・国内外における土壌・地下水汚染問題の現状と対策技術の全体像を把握し、今後取り組むべき研究課題を抽出できること.

本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
 6月7日(金):@2講-31
 担当者: 荒木 徹也(東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授)
 講義内容: 農産物加工と東南アジア(特にインドネシア)での農産物流通など

 6月28日(金):@2講-31
 担当者: 丸田 洋(株式会社穂海、有限会社穂海農耕 代表取締役)
 講義内容: 新技術の導入や情報戦略にもとづく農業経営 など

 6月29日(土):@2講-31
 担当者: 増冨 祐司(茨城大学 農学部 地域環境科学科 准教授)
 講義内容: 気候変動・極端気象・収量予測・予測モデル など

 7月19日(金):@2講-31
 担当者: 張 銘(産業技術総合研究所 地圏資源環境部門 研究グループ長)
 講義内容: 土壌汚染、環境工学など

(荒木)
1 ポストハーベストの基礎的事項について解説する(担当 荒木徹也)
2 中国のコールドチェーンについて解説する(担当 荒木徹也)
3 インドネシアの青果物流通について解説する(担当 荒木徹也)
4 インドネシアの廃棄物処理について解説する(担当 荒木徹也)

(増冨)
1 世界の食料問題
2 温暖化について
3 温暖化の農業影響
4 影響軽減に向けた対策

(丸田)
1 ITを活用した農場の大規模経営について解説する(担当 丸田洋)
2 農産物のマーケッティングについて解説する(担当 丸田洋)
3 関連する助成金、法律などについて解説する(担当 丸田洋)
4 今後の水稲農業の展開について考察する(担当 丸田洋)

(張) 
1 国内外における土壌・地下水汚染の事情 (担当 張 銘)
2 低コスト・原位置浄化技術(物理化学的手法) (担当 張 銘)
3 低コスト・原位置浄化技術(生物化学的手法) (担当 張 銘)
4 リスク評価と環境疫学的考察 (担当 張 銘)
5 土壌・地下水汚染対策の最新動向 (担当 張 銘)
履修条件・関連項目
(張)土壌物理、土壌化学及び有機化学などの関連知識を有することが望ましいが、必須ではない。

本学の標準時間数に準ずる
テキスト・教科書
なし
参考書
成績評価の方法
レポート
教員から一言
世界の食料問題って本当に問題ですか?
地球って本当に温暖化しているのですか?
温暖化して何が問題なのですか?
農業にどんな影響があるのですか?

複雑化・多様化する土壌・地下水汚染問題を体系的に分かりやすく紹介する講義です。
キーワード
(増冨)食料問題、温暖化、農業影響、適応策 (張)土壌汚染、環境リスク、環境修復、リスクコミュニケーション、サステイナブル・レメディエーション
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/06/08 21:48:49