科目名[英文名] | |||||
国際応用生命化学Ⅱ [International Life and Biological ChemistryⅡ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~1 | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 05ic0006 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
山形 洋平, 矢部 富雄, 西宗 裕史, 松村 清隆 [YAMAGATA Yohei, YABE Tomio, NISHIMUNE Hiroshi, MATSUMURA Kiyotaka] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
応用生命化学、生体分子化学、生理生化学の学問や技術領域における、遺伝子解析・生物新機能開発などにおける国際的な動向を理解し、明確な目的意識をもった基礎研究の手法、学術分野としての社会要請との密接な関連を把握する。イノベーション創出への新たな課題の発見への研究手法、解決方法、技術展開などの実践低名手法を学ぶとともに、新技術の社会実装への方法論を議論する。(オムニバス方式・全15回) |
到達基準 |
応用生命化学、生体分子化学、生理生化学の学問や技術領域における、遺伝子解析・生物新機能開発・医学分野への展開などにおける国際的な動向を理解すること。基礎研究の手法や社会要請と研究開発の関連を把握できること。イノベーション創出を可能とする新たな課題への気付き、解決方法、技術展開などの実践低な手法をや新技術の社会実装への方法を身につけること。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
矢部担当分 1.ヘパラン硫酸糖鎖を介した細胞機能調節 2.食物繊維ペクチンによる小腸絨毛伸長作用 3.ヒト乳由来糖タンパク質の高等霊長類特異的糖鎖の特徴 4.ローヤルゼリー由来ペプチドによる抗酸化ストレス作用 5.食品成分によるコラーゲン産生促進作用 松村担当分 1.生体分子と生物活性分子 2.海洋生物のケミカルコミュニケーション 3.幼生着生と生物汚損 4.着生キューとバイオシグナル 5.バイオシグナル研究におけるオミックス解析 西宗担当分 1.授業1 a.細胞―細胞結合 b.動物の細胞外マトリクス 2.授業2とアクティブラーニング式討論 a.動物の細胞外マトリクス2 b.アクティブラーニング (1) 細胞接着分子の役割 *Peixoto, R.T., et al. Neuron 76, 396 (2012). 3.授業3 a.細胞―マトリクス結合 4.授業4とアクティブラーニング式討論 a.細胞―マトリクス結合2 b.アクティブラーニング (1) 細胞外マトリクスの役割 **Fung, C., et al. Molecular biology of the cell 19, 797 (2008). 5.授業5 a.植物の細胞壁 b.超高解像度顕微鏡 |
履修条件・関連項目 |
西宗:学生は授業2と4に出席してアクティブラーニング式討論に参加することが必須である。 必要な学習時間は、本学の標準時間数に準ずる。 |
テキスト・教科書 |
矢部:必要に応じて準備する。 松村:必要に応じて準備する。 西宗:次の研究論文をアクティブラーニング式討論で取り扱う。下記のリンクを使って論文のPDFファイルをダウンロードしてください。 *Peixoto, R.T., et al. Neuron 76, 396 (2012). https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Peixoto%2C+R.T.%2C++Neuron+76%2C+396+(2012 **Fung, C., et al. Molecular biology of the cell 19, 797 (2008). https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed?term=Fung%2C+C.%2C+Molecular+biology+of+the+cell+19%2C+797+(2008 |
参考書 |
矢部:Essentials of Glycobiology 3rd Ed., Varki et al., Cold Spring Harbor Laboratory Press, 2017. 西宗:Molecular Biology of the Cell, Sixth edition from Garland Science, 第19章 |
成績評価の方法 |
矢部:レポートにより評価する。 松村:レポートにより評価する。 西宗:以下により評価する。 レポート:植物の細胞接着機構について報告する論文を1つ選ぶ。以下の点を記述したレポートを作成しなさい:(1)選択した論文の出典情報、(2)結果のまとめ、(3)研究の革新的な面、(4)新規発見内容の意義。レポートは、1ページで、11ポイントのArial書体と行間を詰めてタイプする書式にすること。レポートの書式を整えるのに、段落や見出しをつけることを推奨する。1ページのレポートと選択した研究論文のPDFファイルを、電子メールを使って電子式にて提出してください。 |
教員から一言 |
矢部:現在進行している研究テーマについて,研究背景や研究手法を中心に,得られたデータから考察できることを概説します。 松村:海洋における生命の不思議とバイオシグナルを利用した巧妙な戦略に興味を持つよう希望します。 西宗:この授業は英語で行われ、講義とアクティブラーニング式討論を組み合わせて行います。なお、学生は授業2と4に出席してアクティブラーニング式討論に参加することが必須です。 |
キーワード |
矢部:プロテオグリカン,食物繊維,糖鎖,ローヤルゼリー,コラーゲン。松村:生物活性分子、ケミカルコミュニケーション、海洋生物、フジツボ 幼生着生、バイオシグナル、オミックス。西宗:細胞結合、細胞接着、細胞外マトリックス。 |
オフィスアワー |
電子メールで質問してください。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
英語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2020/01/28 9:05:25 |