科目名[英文名]
資源機能制御学Ⅰ   [Functional Control of Natural ResourcesⅠ]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 11  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 05nc0003b
責任教員 [ローマ字表記]
近江 正陽   [OMI Masaharu]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
木質資源のマテリアル利用において、接着加工による木質材料の製造とその評価方法、化学加工による
木質資源の高耐久化についての知識を習得する。さらにさまざまな利用法が示されている木質資源の
バイオマス利用についても言及する。

本講義は、木質資源のマテリアルおよびバイオマス利用の科目の応用および先進に位置付けられる。
到達基準
・接着加工の基礎と木材用接着剤について理解できる。
・接着加工によって製造される様々な木質材料とその原材料、物性評価法および耐久性や劣化機構について理解できる。
・化学加工(複合化処理や化学修飾)による木材の改質方法を理解できる。
・様々な木質バイオマスの利用について理解できる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
授業計画(全15回、進捗は学生の理解度によって調整する)
1 接着現象および接着剤
2 木材用接着剤(熱硬化性樹脂接着剤)
3 木材用接着剤(熱可塑性樹脂接着剤)
4 接着加工によって製造される木質材料(1) 軸材料
5 接着加工によって製造される木質材料(2) 面材料
6 接着加工によって製造される木質材料(3) 直行集成板(CLT)
7 木質材料の耐久性と劣化機構
8 化学加工処理による木材の高強度化・高耐久化(1) 複合材料の基礎
9 化学加工処理による木材の高強度化・高耐久化(2) 木材-プラスチック複合材料
10 化学加工処理による木材の高強度化・高耐久化(3) 化学修飾法による耐久化
11 木質バイオマスの利用(1) 木質資源のバイオリファイナリーと問題点
12 木質バイオマスの利用(2) 化学加工による木材の熱可塑化
13 木質バイオマスの利用(3) エネルギー資源としての木材
14 木質バイオマスの利用(4) 未利用木質資源(サゴヤシ)について
15 まとめ 
履修条件・関連項目
本科目は専門科目に区分される選択科目である。
授業時間30時間に加えて、配布した講義資料や参考書を参照して、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。
テキスト・教科書
資料を配付する。
参考書
高橋徹、中山義雄編、木材科学講座3 物理、海青社
鈴木正治、徳田迪夫編、木材科学講座8 木質資源材料、海青社
成績評価の方法
授業への参加状況 20%、レポート(授業の理解度、内容、独創性等) 80%で評価する。
教員から一言
木材・木質資源の今後の展開や新たな利用について考えてもらいたい。
キーワード
接着加工、木質材料、高機能化 耐久性と劣化 木質バイオマス、バイオリファイナリー
オフィスアワー
月曜日 13時〜17時としますが、来訪の際はメールなどで連絡することが望ましい。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2020/03/05 16:24:01