科目名[英文名]
資源機能制御学Ⅰ   [Functional Control of Natural ResourcesⅠ]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 11  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 05nc0003c
責任教員 [ローマ字表記]
堀川 祥生   [HORIKAWA Yoshiki]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
【目的】バイオマス構造機能学は植物バイオマスのマクロからミクロへと至る階層構造を理解し、それぞれの階層における機能を研究する学問である。資源機能制御学教育研究分野の推奨科目に位置付けられている。この講義では植物細胞壁を構成する高分子の構造とその機能ならびに細胞壁に注目したバイオマスの構造多様性やその解析方法を中心に学び、この分野での基本的な知識を習得することを目的とする。
【概要】「植物細胞壁を構成する高分子の構造とその機能」については細胞壁構成成分であるセルロース、ヘミセルロース、リグニンの構造と細胞壁中での役割について学ぶ。「バイオマスの構造多様性やその解析方法」については電子顕微鏡観察と赤外分光分析について学び、そのデータに裏付けられた細胞壁成分の多様性について学ぶ。
講義は、各項目で重要となるポイントを明示し、専門用語についても丁寧に解説する。これらの「重要となるポイント」と「用語」、さらに講義中に参照する図表を掲載したプリントを配布するので、講義中だけでなく、予習・復習にも活用してバイオマス構造機能学を体系的に修得してほしい。
到達基準
バイオマス構造機能学に関するを高度な専門知識を習得し、説明できる。
バイオマスの構造を評価する技術を理解し、説明できる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
①バイオマス科学への招待
②木質バイオマスの階層構造
③木材の組織と細胞構造
④セルロースの結晶構造とその多様性
⑤セルロースの生合成・生分解
⑥電子顕微鏡観察I
⑦電子顕微鏡観察II
⑧電子顕微鏡観察III
⑨ヘミセルロースの化学構造とその多様性
⑩ヘミセルロースの堆積機構
⑪リグニンの化学構造と沈着機構
⑫赤外分光分析I
⑬赤外分光分析II
⑭バイオリファイナリーI
⑮バイオリファイナリーII
履修条件・関連項目
授業時間30時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。
テキスト・教科書
参考書
木質の形成、木質の構造、木質の化学、木質の物理、、セルロースの科学、
量子化学I・II、スペクトル定量分析、バイオサイエンスの統計学
成績評価の方法
平常点(50%)とレポート提出(50%)
教員から一言
キーワード
バイオマス、細胞壁、構造多様性、顕微鏡観察、分光分析、多変量解析、結晶構造解析
オフィスアワー
オフィスアワーは講義終了後のお昼休みに設ける。その他教員が在室していれば、質問等随時対応する。 mail での質問も可。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/11 19:10:19