科目名[英文名] | |||||
自然環境資源学特論Ⅲ [Special Lecture on Environmental Science and Natural ResourcesⅢ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~2 | 開講時期 | 2学期 | |
授業形態 | 2学期 | 時間割番号 | 05nc0017 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
粕谷 夏基, 半 智史, 今井 貴規, 和田 昌久 [KASUYA Natsuki, NAKABA Satoshi, IMAI Takanori, WADA Masahisa] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本講義は2名(和田昌久先生、今井貴規先生)の非常勤講師により行われます。両講師の講義を受けた上で、それぞれの成績評価を平均して成績評定とします。単位認定には、両方の講義を受ける必要があります。本講義は、この後に開講される木材、森林資源関連授業の導入として位置づけられます。 和田先生は、樹木細胞壁の主成分であるセルロースに関する講義を行います。和田教授:「再生可能資源であるバイオマスの有効利用は地球温暖化や環境保護の観点から大きな意義がある。本講義では、地球上最大のバイオマスであり、様々な用途に利用されているセルロースを中心に、多糖の構造・物性・反応・利用について概説する。」 今井先生は、主として樹木に含まれる抽出成分に関する講義を行います。 |
到達基準 |
セルロースに関しては、セルロースの構造、物性、特性が理解できる。また、セルロース系材料がどのように利用されているかが理解できる。 抽出成分については、抽出成分の種類や樹木内の分布や堆積の様子や仕組みが理解できる。 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy |
授業内容 |
和田先生: 1) セルロースの生合成・一次構造・ミクロフィブリル 2) セルロースの固体構造・結晶多形について 3) セルロースの熱物性(熱膨張・熱分解)について 4) セルロースの溶解・再生・誘導体化について 5) セルロースの酵素合成・酵素糖化 6) キチンの固体構造・結晶多形・力学物性について 7) 多糖の水和構造と結晶転移について 今井先生: 1) 抽出成分の特徴について 2) 抽出成分の樹木内の分布(辺材・心材など)について 3) 心材形成における抽出成分の生合成と堆積について |
履修条件・関連項目 |
本学の標準時間数に準じる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
必要に応じてプリント等を配布します。 |
参考書 |
成績評価の方法 |
講義参加の姿勢(30%)と課題(70%)による評価 |
教員から一言 |
キーワード |
多糖、セルロース、キチン、抽出成分、心材形成 |
オフィスアワー |
担当教員によって異なるので、各自照会すること。和田先生のメールアドレスwadam@kais.kyoto-u.ac.jp (和田昌久) |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/12 15:06:46 |