科目名[英文名]
自然環境資源学特論Ⅶ   [Special Lecture on Environmental Science and Natural ResourcesⅦ]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 11  開講時期 2学期 
授業形態 2学期  時間割番号 05nc0021
責任教員 [ローマ字表記]
中嶋 吉弘, 佐藤 圭, 加藤 俊吾, 齊藤 伸治, 奥田 知明   [NAKASHIMA Yoshihiro, SATO Kei, KATO Shungo, SAITO Shinji, OKUDA Tomoaki]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
本科目では大気環境学及び大気化学に関する基礎・応用そして大気環境の実状に関する内容を4名の講師の先生方に講義していただく。
到達基準
大気環境学及び大気化学に関する基礎的な知識、環境化学への応用性およびフィールドワークへの実践が可能となるか。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
本科目は担当講師のオムニバス形式の講義であり、計15回実施する。
各講師の先生方の講義内容は以下の通りである。


(1)奥田知明(慶應義塾大学)
環境問題は人間活動と切り離して考えることはできず、個人個人が自分自身の考えを持って行動することが大切です。この授業では、環境問題を自分自身の問題としてとらえ、考え、行動するためのトレーニングを行います。前半は、環境問題を考える上でのデータの取り扱い方や、主に大気環境問題に関する座学を行います。後半は様々なテーマに関するグループディスカッションを行います。授業を通して、様々な環境問題に対して科学的知見に基づいた自分の意見を持つことを目標とします。

(2)加藤俊吾(首都大学東京)
大気汚染物質などの環境計測について基礎的な内容およびフィールド観測の具体例について解説を行う。主にガス状の大気微量成分の特性や挙動、測定方法などについて説明をおこなう。また、都市域やリモート地域などにおいておこなわれている観測がどのようなものなのか、どのような解析をおこなうのか、それらからどのようなことが分かるのか、などについて解説をする。

(3)佐藤圭(国立環境研究所)
本講義では、(1)光化学反応による大気汚染に関する科学的知識および対策の歴史、(2)研究に用いるスモッグチャンバー等実験装置や分析手法、(3)二次有機エアロゾルの生成プロセス解明に関する研究事例、および(4)粒子中のオキシダントと毒性に関する研究事例の解説を通して、大気環境科学の実験・観測的研究の概要を理解することを目的とした講義を行う。

(4)齋藤伸治(東京都環境科学研究所)
本講義では行政として大気環境に関する実際の監視体制と環境改善対策について講義を行う。
履修条件・関連項目
専門科目に区分される選択科目である。
授業時間15時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。
テキスト・教科書
各担当講師による。
参考書
各担当講師による。
成績評価の方法
受講の姿勢(40%)およびレポート提出(60%)により各講師が判定する
教員から一言
皆さんの積極的な受講を期待しています。
キーワード
大気環境学、大気化学、環境化学
オフィスアワー
随時
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/05/29 17:35:22