科目名[英文名] | |||||
物理システム特別講義Ⅲ [Advanced Topics in Applied Physics Ⅲ] | |||||
区分 | 共通科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 2学期 | |
授業形態 | 2学期 | 時間割番号 | 1060483 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
蜂須 英和, 村山 能宏 [HACHISU Hidekazu, MURAYAMA Yoshihiro] | |||||
所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
「本特別講義では、NICTで日本標準時がどのようにして生成され、またその精度をどのように確認して時計を調整し、そしてどのようにして国民の皆様に届けられているのかを講義します。また、さらに高精度な時間を実現出来る光原子時計について、我々が現在開発した5億6000万年に1秒の精度を誇る最先端の光格子時計を紹介し、その基本的な原理を学ぶことによって量子力学・フーリエ解析等皆さんが現在学んでいる基礎的な数学や物理学がいかにして実際のシステムで利用されているのかを感じて頂きます。 そして最終日はNICTでこれらの装置群を実際に皆さんに見学してもらいます。 |
到達基準 |
発振器における位相雑音や発振周波数の安定度を表現する方法について理解する。 複数の原子時計の仕組みを理解する。 履修案内のカリキュラムマップを参照して下さい。 |
授業内容 |
第1回 a) 標準時のなりたち b) 日本標準時の仕組み 第2回 a) アラン偏差と位相雑音 b) 光周波数計測 第3回 a) 原子分光 b) 光原子時計 c) 近・遠距離周波数比較 第4回 a) マイクロ波原子周波数標準 b) チップスケール原子時計 第5回 a) 日本標準時及び衛星時刻周波数比較システム、原子時計などの現場見学 |
履修条件・関連項目 |
量子力学の初歩的な知識及びフーリエ変換等基本的な物理数学の知識。 本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
特別講義につき、特に指定しない。講義においてはプリントを配布する予定。 |
参考書 |
特別講義につき、特に指定しない. |
成績評価の方法 |
講義への取り組み姿勢,レポート60%, 試験40% |
教員から一言 |
特別講義ということでハードかもしれませんが、これを機に日頃利用する時刻や周波数に親しみをもってもらえれば幸いです. |
キーワード |
原子時計 日本標準時 位相雑音 周波数安定度 |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/06/06 11:23:03 |