科目名[英文名]
応用力学   [Advanced Mechanics]
区分 共通科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 1060485
責任教員 [ローマ字表記]
村山 能宏, 室尾 和之   [MURAYAMA Yoshihiro, MUROO Kazuyuki]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
解析力学は力学の問題を一般的な形に体系化した学問であり,その形式は電磁気学,量子力学にも用いられる。本科目では,物理システム工学に関する専門性を培うにあたり,前半では,変分法の考え方から出発し,ラグランジュ方程式,ハミルトン方程式を用いた運動の記述について学ぶ。後半では,非平衡下における振動現象に着目し,力学系の考え方について学ぶ。
到達基準
前半の目標は,解析力学の基礎となる変分法を用いて物理現象を説明できる。
後半の目標は,線形安定性や分岐といった力学系の基本的な考え方を用いて,典型的な非線形現象を説明できる。

履修案内のカリキュラムマップを参照して下さい。
授業内容
第1回:解析力学とは,変分法
第2回:最速降下線問題,ラグランジュの未定乗数法
第3回:ハミルトンの原理(最小作用の原理)
第4回:ラグランジュの運動方程式
第5回:ハミルトン方程式(正準方程式)
第6回:前半のまとめ
第7回:非平衡状態と振動現象
第8回:相空間と状態,外力のある振動子
第9回:力学系とは,生態系のモデル
第10回:解の安定性(線形安定性解析)
第11回:リミットサイクル振動
第12回:解の分岐
第13回:振動性と興奮性(BZ反応)
第14回:後半のまとめ
第15回:本講義のまとめ
履修条件・関連項目
本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
参考書
前半:「力学」,原島鮮 著,裳華房
後半:「非平衡系の物理学」,太田隆夫 著,裳華房
成績評価の方法
レポートまたは試験により評価する(100%)。
教員から一言
キーワード
オフィスアワー
メールにて受付。時間は随時調整。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/04/08 16:07:42