科目名[英文名]
電気電子工学専攻特別講義Ⅰ   [Special Lectures on Electrical and Electronics Engineering Major Ⅰ]
区分 共通科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 1060582
責任教員 [ローマ字表記]
杉山 昭彦, 田中 聡久   [SUGIYAMA Akihiko, TANAKA Toshihisa]
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
本コースは、オーディオプレイヤー、着うた、携帯電話、ロボット聴覚システムなどに代表されるコンシューマー機器の理論と実際について学ぶものである。学部で既に学習した回路理論、信号処理、基本的な数学に基づいて、前述の応用に関して、ときとして背景の信号処理理論も交えて、詳しく説明する。本コースの目的は、これらの機器がどのように動作するかの、明確で実際的な理解をさせることである。コース中に何回か、グループによる実際の問題解決演習を行い、本物の研究開発を体験できるようにする。本コースの一つの特徴は、予め準備された資料を忠実になぞることよりも、その時々の話題に従って、教科書やウェブサイトに記述されない内容への発展を重視することにある。このため、予め定められた内容すべての説明が完了することを保証するものではない。日本語が不自由な学生がいる場合には、日英2ヶ国語による同時通訳授業を行う。
到達基準
クラスで自分の意見や質問を、発言できるようになること。

授業内容
音声・オーディオ符号化(MPEG-2 AACまで)
オーディオ符号化(MPEG-2 AAC以降と応用)
適応信号処理の基礎(適応フィルタの動作)
係数更新アルゴリズム(LMS/NLMS/サイン/可変ステップサイズ/RLS)
エコーキャンセラ・ノイズキャンセラ
ノイズサプレッサ・ビームフォーミング
ロボットの聴覚システム
履修条件・関連項目
回路理論、信号処理、教養課程レベルの数学を履修しているこが望ましいが、必須ではない。
テキスト・教科書
独自資料による
参考書
ブロードバンド+モバイル標準MPEG教科書(アスキー)、Digital Signal Processing for Multimedia Systems (Marcel-Dekker), Microphone Arrays (Springer), Speech Enhancement (Springer), Speech and Audio Processing in Adverse Environment (Springer), オレだって育てる、子どもをつくろう(講談社+α文庫)
成績評価の方法
クラスへの参加を最も重視する。すなわち、たくさん質問、発言することがよい成績につながる。
教員から一言
企業における実際の研究開発問題に関する説明を聞くことによって、これまで学んだ基本理論がどのように使われるかを実感して欲しい。
キーワード
信号処理、音声、音響、オーディオ、ロボット、携帯電話
オフィスアワー
特に定めない。基本的にクラス内で解決する。講師氏名をインターネット検索して出てきたアドレスにメールすることも可。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2019/06/27 23:42:23