科目名[英文名] | |||||
ユビキタスコンピューティング特論 [Ubiquitous Computing] | |||||
区分 | 前期課程科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 1060614 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
藤波 香織 [FUJINAMI Kaori] | |||||
所属 | 生物システム応用科学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
ユビキタスコンピューティングとは,生活環境のあらゆる場所に情報通信環境が埋め込まれ,利用者がそれらを意識せずに利用できる状態を目指して提唱された,一つのコンセプトである.「あらゆる場所」で「意識せずに利用」を実現する技術的背景は,多岐にわたる. 従来的なキーボードやディスプレイに相当する,センサやアクチュエータなどのデバイス技術,センサから得た情報を用いて,個人や環境の状況を判別するための状況認識技術,また,これらの要素技術を用いて,人間中心かつニーズ志向のサービスをデザインする技術といった,分野横断的技術を理解し,複合的に利用するスキルが求められている. 本講義では,ユビキタスコンピューティングのコンセプトと技術トピックについて,先行研究の実例を通して解説する. |
到達基準 |
・ユビキタスコンピューティングの概念を説明できる. ・従来的のキーボードやディスプレイに替わる入出力装置のデバイス技術を説明できる. ・センサから得た情報を用いて個人や環境の状況を判別するための状況認識技術を説明できる. ・これらの要素技術を用いて人間中心かつニーズ志向のサービスをデザインする技術を説明できる. ・ユビキタスコンピューティングに関する最新の研究論文を読みこなし,動向を説明することができる. 本科目は工学府ディプロマポリシーの観点(A)に該当します. |
授業内容 |
本講義では,ユビキタスコンピューティングに関連するコンセプトと技術について,先行研究の実例を通して解説する.受講者には,論文調査,システム提案,を含む課題を課す.講義実施の順番は前後することがある.変更がある場合は随時指示をする.論文調査とシステム提案は,受講生によるプレゼンテーションとそれにもとづく議論を行う. 第1回:ユビキタスコンピューティングの概要 第2回:コンテキストアウェアコンピューティング(1) 第3回:コンテキストアウェアコンピューティング(2) 第4回:コンテキスト推定法(1):行動コンテキスト 第5回:コンテキスト推定法(2):位置コンテキスト 第6回:ユビキタスコンピューティング応用(1):AR/MR,Tangible User Interfaces 第7回:ユビキタスコンピューティング応用(2):スマートオブジェクト 第8回:ユビキタスコンピューティング応用(3):説得工学 第9回:最新動向調査(論文調査)結果報告(1) 第10回:最新動向調査(論文調査)結果報告(2) 第11回:最新動向調査(論文調査)結果報告(3) 第12回:システム提案(1) 第13回:システム提案(2) 第14回:システム提案(3) 第15回:システム提案(4) 講義内容については,第1回講義時のオリエンテーションにて説明するので,必ず出席すること. |
履修条件・関連項目 |
授業時間30時間に加え,配布した講義資料や参考書を参照し,本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと. |
テキスト・教科書 |
プリントを使用する. |
参考書 |
講義時に指定する. |
成績評価の方法 |
論文調査:システム提案:平常点=35%:35%:30% 平常点として,主体的な授業参加度を評価します. |
教員から一言 |
広範にわたる話題を扱うので,プログラミングから心理学,世の中の仕組みなどに幅広く興味を持ちましょう.また,皆で議論することが多いので積極的に自分の考えを述べましょう. |
キーワード |
ユビキタスコンピューティング,コンテキストアウェアネス,インタフェース |
オフィスアワー |
オフィスアワーは月曜日の10:00-12:00.その他教員が在室していれば,質問等随時対応する.e-mailでの質問も可能である. |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/12 16:10:43 |