科目名[英文名] | |||||
知的財産マネジメント [Strategic Management of Intellectual Property] | |||||
区分 | 専門職学位課程科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 1060811 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
伊藤 伸 [ITO Shin] | |||||
所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本講義では、イノベーションの実現に不可欠な知的財産のマネジメントについて、概要や意義、環境、具体的な業務を解説する。知的財産マネジメントが専門部署や一部の研究者にとどまらず、広く求められている現状を知り、組織経営的な視点を踏まえた学習をする。後半では、大学等の公的研究機関を含むオープン・イノベーション志向の知財マネジメントを取り上げる。 特許を始めとする多様な知的財産について基礎知識を取得するとともに、事例やグループ演習により、知財マネジメントにおける課題について解決シナリオを描くことを目指す。 本科目は産業技術専攻の実務家教員による科目である。 |
到達基準 |
(1)イノベーションにおける知的財産マネジメントの機能と重要性について概説することができる。 (2)届出から評価、出願、権利化、マーケティングまで一連の知的財産マネジメント業務及び背景となる経緯、制度について基礎知識を取得する。 (3)知財マネジメントにおける課題を発見し、解決するシナリオを描くことができる。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 履修案内のカリキュラムマップを参照してください。 |
授業内容 |
第1回 講義ガイダンス(科目オリエンテーション) 第2回 特許制度の始まり、経済学・経営学・技術経営 第3回 知的財産の創造・保護・活用 第4回 経営戦略と知的財産マネジメント①(特許) 第5回 経営戦略と知的財産マネジメント②(国際) 第6回 経営戦略と知的財産マネジメント③(多様な知財) 第7回 知的財産の調査と視覚化(演習) 第8回 IoT時代のビジネスと知的財産 第9回 演習、発表およびクラス討議 第10回 オープン・イノベーション、政策、大学の役割 第11回 大学の知財マネジメント業務 第12回 共同研究、共同発明のマネジメント 第13回 特許マーケティングと大学発ベンチャー 第14回 演習、発表およびクラス討議 第15回 知的財産人材の育成、全体のまとめ ※講義内容や順序は、学習進行状況、受講生の理解度により変更をする場合がある。 |
履修条件・関連項目 |
授業時間30時間に加えて本学の標準時間数に準ずる予習・復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
特になし。講義毎に資料をmoodleで提供する。 |
参考書 |
1.米山茂美・渡部俊也 「知財マネジメント入門」 日本経済新聞社 2.監修:山口大学知的財産本部 「知的財産教本」 EMEパブリッシング |
成績評価の方法 |
70%以上の出席をした学生を対象にS、A、B、C、Dの5段階で評価する。講義中の発表や討議への貢献を40%、課題レポート(2回)を60%の目安で評価する。 S (90-100):到達基準を超えた成果を上げている。 A (80-89):到達基準を十分達成している。 B (70-79):到達基準を達成している。 C (60-69):到達基準をほぼ達成している。 D (0-59):到達基準に達していない(単位不可)。 |
教員から一言 |
イノベーションにおいて知的財産マネジメントの役割は非常に重要です。本講義によってその潮流に触れてほしいと考えています。高い意識と志を持った学生の受講を待っています。 |
キーワード |
知的財産 特許 経営戦略 技術移転 産学連携 イノベーション マネジメント |
オフィスアワー |
時間のあるときは、いつでも対応する。事前にメールで連絡してください。 |
備考1 |
moodleは常に確認してください。 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://web.tuat.ac.jp/~itoshin/ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/22 12:51:04 |