科目名[英文名] | |||||
戦略的ビジネスプラン [Strategic Business Plan] | |||||
区分 | 専門職学位課程科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 1060814 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
柴田 徹 [SHIBATA Toru] | |||||
所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
現代のビジネスプラン(以下BP)は高度に標準化されたフォーマットをもつ文書であるが統一化されたフォーマットが存在する訳ではない。BP作成に求めらる、構成、内容、意味、書くコツなどを習得する。技術やアイデアの商品化や事業化は、個人のみならず既存企業にとっても克服すべき課題の多いプロセスであるが、それなくしては技術の普及、経済の発展はあり得ない。 本コースではBP、ビジネスモデルについての知識や新しいアイデアの発想法を習得するとともに、具体的な企業の実例を通じて新商品もしくは新事業のBP作成を疑似体験する(=協力企業の経営者に対する新商品もしくは新事業のBP提案書を作成する)。従来の類型化・体系化されたBPを理解するとともに、その枠に留まることなく新たなBPのスタイル・構成を実在する協力企業の事例を通して体得していきたい。単なるBPに収まらないより戦略的なBPのあり方を考察する機会にしてもらいたい。 本科目は実務経験のある教員による授業科目である。 <注意事項> ・本コースは、前半の7回で戦略的BPに対する座学や事例を用いたケース学習を行い、後半の8回で具体的な企業(経営者)を対象としたBP作成に取り組む。 ・本コースの後半は、具体的な企業の協力の下で実施するPBL(Project Based Learning)形態の授業である。 協力企業に敬意を払い、秘密情報保持を厳守し、協力企業に迷惑を掛けないことに同意する学生のみが履修されたい。 ・少数グループを形成しチームワークでPBLに取り組むため、無断欠席や宿題の未実施は他のグループメンバーに大きな迷惑をかける。 原則全出席、授業時間外の活動OK(=宿題や調査など)に同意する学生のみが履修されたい。 |
到達基準 |
・実際の協力企業の事例をもとに、マーケティング・資源分析・競争優位・ビジネスモデル・投資対効果・実施体制などの考え方を理解する。 ・専攻で学んだ経験を総動員して多様な経営課題にチャレンジし、新たなアイデアを創出する方法を理解する。 ・履修案内のカリキュラムマップを参考にして下さい。 |
授業内容 |
第1回 【オリエンテーション】講義計画の説明、BP総論 など 第2回 【講義】企業を取り巻く環境分析の方法、企業の資源分析の方法 など 第3回 【講義】アイデアの作り方、知的財産権情報の活用法 など 第4回 【講義】ビジネスモデルの作り方、主導権と参入障壁 など 第5回 【講義】投資対効果、財務計画の立て方、実施体制 など 第6回 【講義】ビジネスプラン事例の分析、戦略的要素の考え方 など 第7回 【協力企業からのプレゼン】企業概要、事業概要、経営課題の説明、質疑応答 <協力企業の経営者 来校> 第8回 【グループワーク】グループ形成、協力企業の情報整理、課題の確認 など 第9回 【グループワーク】協力企業を取り巻く環境の分析、競争力の洗い出し など 第10回 【中間プレゼン】情報整理と進捗報告、フィードバック など 第11回 【グループワーク】提案するアイデア出し、BPプランの作成 など 第12回 【中間プレゼン】提案アイデアの発表、BPの説明 フィードバック など 第13回 【グループワーク】BPの修正・見直し、提案の仕上げ など 第14回 【最終プレゼン】協力企業向けのBPプレゼン、BP内容の講評 <協力企業の経営者 来校> 第15回 【講義】最終プレゼンの振り返り、戦略的BP総括 ※第7回、第14回は、協力企業が来校されるので必ず出席すること。 |
履修条件・関連項目 |
・授業時間に加えて本学の標準時間数に準ずる予習・復習を行うこと。 ・新製品開発、新事業立ち上げなどに関心のある学生 ・経営センスを磨きたいエンジニア、コンサルタント志向の学生 |
テキスト・教科書 |
・原則、授業時に配布する |
参考書 |
・「アイデアの作り方」 ジェームス・W・ヤング、1988、CCCメディアハウス ・「思考の整理学」 外山滋比古、1986、筑摩書房 |
成績評価の方法 |
・BP内容 40%、小テストやレポート 30%、発言や授業協力(積極性、協調性)など 30% |
教員から一言 |
PBLは協力企業やグループワークの内容により大きくその成果が変わります。それだけに不安でもあり楽しくもあります。そもそも戦略的なBPを作成するということは未来に向けた設計図を作ることに他なりません。未来には必ず不安やリスクがあり、喜びや夢があります。若い学生の皆さんは、ぜひ喜びや夢を信じて本授業を履修して欲しいと思います。 |
キーワード |
アイデア創出、事業計画、PBL |
オフィスアワー |
なし |
備考1 |
なし |
備考2 |
なし |
参照ホームページ |
なし |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2020/03/09 14:39:09 |