科目名[英文名]
研究組織マネジメント   [Management of Research Organizations]
区分 専門職学位課程科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 1060833
責任教員 [ローマ字表記]
北原 義典   [KITAHARA Yoshinori]
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
企業の研究開発部門、大学や公的研究所等において、特にイノベーションを創生するための組織マネジメントにとって重要な要因について考えたり、必要なスキルを習得することを目的とする。本講義では、研究開発組織マネジメントに関する基礎知識やスキルを習得するとともに、企業の研究開発部門見学なども含め、実課題や実践的な組織マネジメントを学ぶ。本科目は、実務経験のある教員による授業科目である。
到達基準
(1)組織マネジメントに関わる基本的なフレームと理論を理解することができる
(2)企業等の研究開発部門における組織マネジメントの実際の問題点、および、実際に解決していく手段を知ることができ、そのようなマネジメント行動が実践できるようになる
(3)研究開発部門マネジメントに必要なマーケティング分析関連知識も習得することができる


本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照のこと。
授業内容
【モジュール1:組織マネジメントの基本】
第1回 人間関係論
     組織の最重要構成要素である人間同士の間に働く力学やチームビルディング
     について学ぶ 
第2回 組織論        
     組織の概念や構造、組織デザイン、組織文化について学ぶ。
     また、自分が組織のリーダーになった時に取り組むべき事項について考える。
第3回 変革型リーダーシップ 
     変革型/交換型リーダーシップやビジョナリー・リーダーシップ等から、
     研究開発組織においてこれからのあるべきリーダーシップを考える
第4回 ケーススタディⅠ
     組織マネジメントに関するケーススタディについてグループ討議を行う
第5回 ケーススタディⅠ
     組織マネジメントに関するケーススタディについて発表を行う

【モジュール2:研究開発組織マネジメントのための消費者分析と発想支援】
第6回 消費者行動特性
消費者の学習特性や価格の知覚など消費者行動に影響を与える要因について学ぶ
第7回 消費者行動モデル    
     購買態度モデルや消費者情報処理モデルをはじめとする、消費者行動のモデルに
     ついて学ぶ
第8回 イノベーションのための発想支援/問題解決手法 
     イノベーション創出に向けて、KJ法、マインドマップなどの発想法、
     TRIZ,QFD,KT法などの問題解決支援法、ロジックツリー、ポジショニングマップ、
     プロセスマップなどの分析手法を知る
第9回 ケーススタディⅡ
     マーケティングに関するケーススタディについてグループ討議を行う
第10回 ケーススタディⅡ
     マーケティングに関するケーススタディについて発表を行う

【モジュール3:研究開発組織マネジメントの実際】
第11回 研究開発部門のマネジメント1 
     研究開発マネジメント特有の課題と対応策について考える         
第12回 研究開発部門のマネジメント2 
     研究開発マネジメント特有の課題と対応策について考える 
第13回 コア技術ビジネス化の実際 
     会社時代の経験談を紹介した後、強い技術の醸成方法、ビジネス化戦略について考える
第14回 ケーススタディⅢ  
     研究組織マネジメントに関するケーススタディについてグループ討議を行う
第15回 ケーススタディⅢ  
     研究組織マネジメントに関するケーススタディについて発表を行う

そのほか、企業研究所見学も予定。
履修条件・関連項目
特別な知識は必要としないが、「研究プロジェクトマネジメント」(前期)とセットで履修されることを推奨する。特に、企業の研究開発部門や大学・公的研究機関に進む人、もしくは、現在、企業の開発部門に従事する人は極力履修されたい。授業時間に加えて本学の標準時間数に準ずる予習・復習を行うこと。
テキスト・教科書
moodleにアップされた資料をテキストとして使用するので、毎回印刷し持参すること。
参考書
特に指定しない
成績評価の方法
70%以上の出席をした学生を対象に成績判定を実施。S,A,B,C,Dの5段階で評価する。講義への取り組み姿勢と総合討議後のレポートで評価。内訳は授業の取り組み20%、レポート80%。
教員から一言
研究組織のマネジメントには、組織構造や人間関係、事業との関係、強い技術の醸成、イノベーション戦略など様々な側面があります。本講義によって、現場を見据えながら、イノベーションを指向する組織をマネジメントする力をつけて頂くことを望みます。社会人も多く受講する講義でもあり、実社会との接点をもつ、I専攻ならではの講義科目です。
キーワード
組織、マネジメント、経営戦略、リーダーシップ、人間関係、R&Dマネジメント、ナレッジワーカー、イノベーション、創造性、消費者行動、問題解決
オフィスアワー
火曜11:00〜16:00、水曜11:00〜17:00、木曜14:30〜18:00、金11:00〜20:00、土12:30〜16:00 。 事前にメールにてご連絡ください。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/22 14:04:00