科目名[英文名] | |||||
分子生物工学特論 [Molecular Bioengineering] | |||||
区分 | 後期課程科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 1080109 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
新垣 篤史 [ARAKAKI Atsushi] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
<目的> 分子生物工学特論では、分子生物学や生物工学等を基礎とした生体分子の網羅的解析(オミクス解析)の現状について学び、現在の課題と発展の可能性を議論する。本講義では、解析方法の原理を理解し、実際の研究課題に応用できるようになることを目標としている。 <概要> 近年バイオ分野で技術革新をもたらした、ゲノミクス、トランスクリプトミクス、プロテオミクス、メタボロミクス、バイオインフォマティクスの研究動向と解析手法を、基礎学問分野の発展と社会要求に対する開発経緯の両面から捉え学習する。これらの講義と共に、各学生が上記関連分野の英語論文等を読み、内容をまとめ発表を行う。授業内で問題提起、ディベートすることにより、学生同士の積極的に参加できる議論の場を設ける。 |
到達基準 |
1)各種オミクス解析技術の原理を理解し、説明することができる。 2)研究課題に適した手法や分析機器の選択ができる。 3)解析手法の課題・問題点を考察し、解決策を提案することができる。 |
授業内容 |
生物化学、遺伝子工学、分子生物学、生物工学、ゲノム工学における研究を通して、バイオテクノロジー関連分野の技術の革新が急速に進んだ。生物化学特論では、ゲノミクス、トランスクリプトミクス、プロテオミクス、メタボロミクス、バイオインフォマティクスにおける研究動向と解析手法に注目し、開発背景にある学術的知見と開発経緯とを統合的に解説する。講義はゲノミクス等の一般的なアプローチとともに最新の研究報告について紹介し、それらの授業を経た後、学生プレゼンテーションを行う。現在、研究段階から開発・実用化段階にある上記関連分野の要素技術に関する課題(学術論文)を学生自身が選択する。その内容をまとめたものをプレゼンテーションし、質疑応答、討論を行う。 第1回 イントロダクション 第2回 ゲノム解析 第3回 トランスクリプトーム解析 第4回 プレゼンテーション1 第5回 プロテオーム解析 第6回 プレゼンテーション2 第7回 メタボローム解析 第8回 プレゼンテーション3 第9回 ポイントオブケアテクノロジー 第10回 プレゼンテーション4 第11回 チップⅠ 第12回 プレゼンテーション5 第13回 チップⅡ 第14回 プレゼンテーション6 第15回 まとめ |
履修条件・関連項目 |
生物化学、遺伝子工学、分子生物学、生物工学、ゲノム工学の基礎知識を習得していること。学部において、生物化学、分子生物学の単位を取得していることが望ましい。 |
テキスト・教科書 |
プリントを適宜配布。 |
参考書 |
村松正 監訳 「ゲノム2」(2003) メディカル・サイエンス・インターナショナル、野田春彦他 訳 「分子細胞生物学(上,下)」(2001) 東京化学同人、松永 是 編著「生命工学への招待」(2002) 朝倉書店 |
成績評価の方法 |
各回の質問・課題への回答(30%)、プレゼンテーション(70%)を総合して評価する。プレゼンテーションにおいては、学生自身が訳した英語論文のプレゼンテーション内容、質疑応答とそれを基にした討論への参加態度を評価の対象とする。 |
教員から一言 |
履修者の研究現場で役立つ題材をトピックスとした広範囲な技術論を含む講義を実施する。講義・プレゼンテーションにおいては、活発な質問・意見・議論を期待する。 |
キーワード |
ゲノミクス プロテオミクス トランスクリプトミクス メタボロミクス バイオインフォマティクス、バイオチップ |
オフィスアワー |
月曜日15:00〜17:00 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2020/03/06 14:56:15 |