科目名[英文名]
有機材料化学講座特別講義Ⅳ   [Special Lecture on Organic Materials Ⅳ]
区分 後期課程科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 1080217
責任教員 [ローマ字表記]
跡見 順子, 清水 美穂   [ATOMI Yoriko, SHIMIZU Miho]
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいう(WHO憲章)。私たち人間が健康に生きているとはどういうことか?本講義では、日常の努力や学習など、心と脳の適応を生命科学として理解する。具体的には、生命を創発させた地球環境と人間社会との関係、身体に存在する生体物質・生体高分子のかたち・物性・代謝を細胞の分子生物学から知る。基礎学習のための講義のほか、演習としてグループディスカッション、プレゼンテーション、実習など、実践的な要素を含む。健康寿命延伸社会の実現に向けて国民のヘルスリテラシーをどのように向上したらよいかを提案する。
到達基準
AIと共生し、超高齢・少子化社会日本に住む人間として、健康問題を自分の問題として引き受ける。実践科学としての身心一体科学とその背景となる生命科学を学び、日常できるエクササイズを実践することでヘルスリテラシーを高める。個人の身心問題に関心をもち、課題を発見し、国をも動かそうという変革の意識を身につける。
授業内容
土曜日の4〜6限 を予定
(1,2,3) 予定日:2020/02/01 4, 5, 6限
(4,5,6) 予定日:2020/02/08 4, 5, 6限
(7,8,9) 予定日:2020/02/15 4, 5, 6限
(10,11,12) 予定日:2020/02/22 4, 5, 6限
(13,14,15) 予定日:2020/02/29 4, 5, 6限

(1)「細胞力を高める1」
(2)「細胞力を高める2」、自分の身体を知る実習:歩行・姿勢プレ測定、仰臥位体操<グループディスカッション>
(3)身心一体科学の細胞の分子生物学的背景1
ゲノム情報の読み取りーDNAからタンパク質へ

(4)「細胞力を高める3」
(5)「細胞力を高める4」
(6)身心一体科学の細胞の分子生物学的背景2
エネルギー変換ーミトコンドリアと葉緑体、細胞骨格

(7)「細胞力を高める5」
(8)「細胞力を高める6」、<グループディスカッション>
(9)身心一体科学の細胞の分子生物学的背景3
細胞結合と細胞外マトリックス、がん

(10)「細胞力を高める7」
(11)「細胞力を高める8」、<グループディスカッション>
(12)自分の身体の変化を知る実習
歩行・姿勢測定、全員個人発表1

(13)身心一体科学の細胞の分子生物学的背景4
多細胞生物における発生、幹細胞と組織の再生、病原体と感染、自然免疫と適応免疫
(14)「細胞力を高める9」
(15)全員個人発表2
テーマ:身心一体科学を背景とする健康寿命延伸のための未病予防対策
課題:レポート提出

履修条件・関連項目
関連項目:生命科学、天然素材、ヘルスリテラシー、人間生物学
テキスト・教科書
跡見順子著『細胞力』を高める~身心一体学から健康寿命を延ばす(論創社2018/5/16)ISBN-13: 978-4846016746
参考書
細胞の分子生物学(The Molecular Biology of the Cell)第6版
成績評価の方法
授業中に毎回実施する課題提出(6割)、プレゼンテーション(2割)、最終レポート(2割)により総合的に評価する。
■最終レポート課題:健康寿命延伸社会の実現に向けて国民のヘルスリテラシーをどのように向上したらよいかを提案
教員から一言
自己創造、変化可能な生命原理を理解し、個の尊重、新しい社会産業創成、自己革新の生き方を身につけてください。
キーワード
生命科学、いのち、セルツーボディ&マインドダイナミクス、運動と栄養、活動依存性、セントラルドグマ
オフィスアワー
※メールでアポイントメントをとってください。mshmz@cc.tuat.ac.jp, yatomi@cc.tuat.ac.jp
備考1
人間(自分)のシステムを理解するための実習を行います。カリキュラムの順番は変更 する可能性あり。
備考2
参照ホームページ
http://celltobody.sandvox.net
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/07 0:52:53