科目名[英文名]
分子化学工学特論Ⅱ   [Advanced Molecular Chemical Engineering Ⅱ]
区分 後期課程科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 1080219
責任教員 [ローマ字表記]
徳山 英昭   [TOKUYAMA Hideaki]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
機能を最大限に活用するには、反応速度、物質移動、伝熱などのお互いに関係する速度過程を正しく理解し、制御する必要があります。この講義では、物質やデバイスの機能を最大限に引き出すための環境(条件)をどのように推定すればよいか、物質移動と伝熱のモデル化を用いて定量的な評価手段を学びます。講義では、数理モデル化の基本概念を詳しく解説します。また、演習問題を解くことで、モデル化の力を付けてもらいます。山の上の圧力推算や水が蒸発速度の推算など身近な例から、反応と吸着、拡散などの移動現象までを取り扱います。基礎的な理解を踏まえて、運動量や物質移動を伴う触媒反応など発展的な内容を講義します。
到達基準
基本的な数理モデル化の考えが身についていること。
授業内容
(講義の進み具合で、多少の変更する場合があります。)

・放射伝熱による惑星の温度見積もり
・圧力の起源と、気圧の見積もり
・完全混合型反応器での物質収支
・プラグフロー型反応器での物質収支
・熱交換器でのエネルギー保存則1 (並流型)
・熱交換器でのエネルギー保存則2 (向流型)
・水の蒸発と拡散現象1 コップの中の水の蒸発
・水の蒸発と拡散現象2 水滴の蒸発
中間試験

・放射伝熱による惑星の温度見積もり
・圧力の起源と、気圧の見積もり
・完全混合型反応器での物質収支
・プラグフロー型反応器での物質収支
・熱交換器でのエネルギー保存則1 (並流型)
・熱交換器でのエネルギー保存則2 (向流型)
・水の蒸発と拡散現象1 コップの中の水の蒸発
・水の蒸発と拡散現象2 水滴の蒸発
期末試験
履修条件・関連項目
基礎的な物理化学を理解していること。
テキスト・教科書
参考書
「ものづくりの化学工学」山口由岐夫著(丸善出版)、
「速度論」小宮山宏 著(朝倉書店),「道具としての微分方程式」斉藤恭一 著(ブルーバックス), "Transport phenomena" by R. Byron Bird
成績評価の方法
講義内での演習に加え、期末試験に基づいて評価する。100点満点のうち、60点以上が単位取得要件です。
S: 90点以上、A: 80以上90未満、C: 70点以上80点未満、C: 60点以上70点未満
教員から一言
現象を「定量的に」理解するための手段として数理モデルは極めて有効です。分かりやすい講義を心がけますので、演習や復習を通じて、自分の手で数式を立てる力を身につけて下さい。
キーワード
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2019/02/25 10:26:48