科目名[英文名]
固体の変形解析特論   [Advanced Analysis of Solid Deformation]
区分 後期課程科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 1080305
責任教員 [ローマ字表記]
山中 晃徳   [YAMANAKA Akinori]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
学部においては、巨視的スケールの固体の変形解析手法として、非常にロバストな有限要素法を学んだ。本講義は専攻カリキュラムの選択科目に該当し、原子スケールの固体の変形解析手法として、分子動力学法を学ぶ。講義前半では、分子動力学法の基礎理論の講義を行い、Fortranを用いた基本的なプログラミング演習を行う。講義後半には、分子動力学シミュレーションのオープンソースコードとして世界的に広く使用されているLAMMPSを使った演習を行う。
到達基準
・分子動力学法の基礎理論を理解すること。
・簡単な分子動力学シミュレーションのプログラミングができること。
・オープンソースコードLAMMPSを使ったシミュレーションを実行、結果の考察ができること。
なお本科目のディプロマ・ポリシーの観点については、履修案内のカリキュラムマップを参照してください。
授業内容
(講義の進行状況により変更の可能性あり)
・ガイダンス(第1回)
・FortranおよびPythonによるプログラミングの解説(第2回)
・分子動力学法の基礎と演習(1):原理とプログラミング環境の構築(第3回)
・分子動力学法の基礎と演習(2):初期配置の作成と力の計算(第4回)
・分子動力学法の基礎と演習(3):速度の設定と温度制御(第5回)
・系の制御と原子間ポテンシャル(第6回)
・実践演習(1):LAMMPSとOVITOのインストール(第7、8回)
・実践演習(2):LAMMPSの実行と可視化(第9、10回)
・実践演習(3):Al単結晶の単軸引張変形解析(第11、12回)
・実践演習(4):Al多結晶の単軸引張変形解析(第13、14回)
・最終課題演習(第15回)
履修条件・関連項目
機械材料学、材料力学、弾性力学、塑性力学の知識を有していることが望ましい。
本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
講義時に資料を配布する。
参考書
参考書として、下記書籍を挙げる。
・泉聡志、増田裕寿、機械・材料設計に生かす実践分子動力学シミュレーション、森北出版
成績評価の方法
授業参加度50%、レポート50%
教員から一言
キーワード
分子動力学法
オフィスアワー
随時受け付ける。なお、メール等を用いてアポイントメントをとること。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2020/01/15 16:07:50