科目名[英文名]
超精密技術特論   [Advances in Nanotechnology]
区分 後期課程科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 1080318
責任教員 [ローマ字表記]
岩見 健太郎   [IWAMI Kentaro]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
金属ナノ構造と電磁波の相互作用を取り扱う学問である「プラズモニクス」について,機械系の視点から、基礎から応用まで最新のトピックスと共に盛りこむ。
到達基準
電磁気学の基本的な法則を理解し,代表的なプラズモンのモードに関して分散関係を理解できること。種々の作成法や応用について、他の手法と比較した得失を理解できること。
授業内容
第1回:プラズモニクスの位置づけと電磁気学の復習(古典論と量子論、ミクロとマクロ、誘電率と透磁率、EとD)
第2回:金属の取り扱い(完全導体、ドルーデモデルとローレンツモデル、アンテナの基礎)
第3回:ナノスケールの光の場(I)(エバネッセント場とSPR)
第4回:ナノスケールの光の場(II)(LSPR)
第5回:ナノスケールの光の場(III)(ギャップモード、Fano共鳴、プラズモン誘起透明化)
第6回:導波路構造(I)(MIM,IMI導波路)
第7回:導波路構造(II)(超収束)
第8回:磁性とメタマテリアル(負の屈折率、SRR、クローキング)
第9回:応用(1)SPRによる屈折率センシング(SPRバイオセンサ、味覚センサ、水分センサ、感度)
第10回:応用(2)エネルギ応用(太陽電池、化学反応)
第11回:応用(3)イメージングと分光(SNOM,SERS,TERS)
第12回:プラズモニック構造の作成法(EBリソグラフィ、リフトオフ、自己組織化とMEMSの活用)
第13回:プラズモニック構造の評価法(スペクトル分析、シミュレーション)
第14回:ナノフォトニクスへの展開(ドレスト光子、近接場光エッチング)
第15回:最終試験


履修条件・関連項目
光工学、量子力学、電磁気学などについて基本的な知識があることが望ましいが、必須とはしない。
テキスト・教科書
特になし。必要に応じて適宜紹介する。
参考書
特になし。必要に応じて適宜紹介する。
成績評価の方法
テストおよびレポートによる。履修人数によっては、文献購読と発表を課す場合がある。
教員から一言
学部で学習した内容の復習も含まれるが,新しい内容も含まれるので緊張感をもって取り組んでほしい。
キーワード
プラズモニクス、メタマテリアル、ナノフォトニクス、ナノ加工
オフィスアワー
篠岩見のオフィスアワー:講義直後またはそのときに相談
備考1
岩見のメールアドレス:k_iwami@cc.tuat.ac.jp
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/10 16:46:03