科目名[英文名] | |||||
サイバネティックシステム特論 [Advanced Topics in Cybernetics Systems] | |||||
区分 | 後期課程科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 1080438 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
藤田 欣也 [FUJITA Kinya] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
バーチャルリアリティシステムやサイバースペース・コミュニケーションシステムを設計・開発する上で重要な,人間の生理学的特性や心理学的特性ならびにシステム構成法や要素技術に関する,基礎理論やソフトウェア開発環境,各種ハードウェアに関して講義する.また,簡単な演習課題を6回程度課す. |
到達基準 |
実際に動作するVRシステムを開発する. 履修案内のカリキュラムマップを参照してください. |
授業内容 |
バーチャルリアリティシステムやサイバースペース・コミュニケーションシステムを設計・開発する上で重要な,人間の特性やシステム構成法ならびに要素技術に関して講義する.基本的な講義内容は以下を予定しているが,随時,最新の話題を取り入れながら進める. 1. バーチャルリアリティ序論(VRの概論,歴史,基本構成要素) 2. VRプログラミングの基礎(要求される機能,実現法,プログラミング環境) 3. 視覚(視覚系の構造,生理特性,心理特性,奥行き知覚) 4. 立体映像提示(運動視差と両眼視差,装置,開発環境とプログラミング) 5. 聴覚と聴覚提示(聴覚系の構造,知覚特性,音像定位,頭部伝達関数,実現法) 6. 平衡覚と平衡覚提示(平衡覚受容器の構造,知覚特性,提示法,酔い) 7. 体性覚と力触覚提示(触覚系の構造と特性,自己受容感覚系の構造と特性,力触覚提示装置,歩行インタフェース) 8.(続き) 9. 感覚の定量化(心理学的定数,心理物理実験,尺度構成法) 10. 干渉検出(外接図形,内外判定,反力計算への利用) 11. 物体の運動と変形(剛体の運動,微分方程式の解法,変形計算法) 12. 遠隔共有仮想空間(システム構成,遅延と予測,コミュニケーション機能) 13. ノンバーバルコミュニケーション 14〜15. VRシステム開発演習 |
履修条件・関連項目 |
特に条件は無い.プログラミングができてVRに興味を持つ学生であれば,他専攻からの履修を受け付ける |
テキスト・教科書 |
授業時間30時間に加え,授業で配布する教材や講義で紹介する参考書を使って本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと. |
参考書 |
1)バーチャルリアリティ学,日本バーチャルリアリティ学会,コロナ社,2010 2)新編感覚・知覚心理学ハンドブック,大山正,誠信書房,1994 3)新編Part2 感覚・知覚心理学ハンドブック,大山他,誠信書房,2007 4)ゲーム開発のための数学・物理学入門,W.Stahler,山下訳,ソフトバンク,2005 5)Collision Detection in Interactive 3D Environments, G.V.D.Bergen, Elsevier, 2004 |
成績評価の方法 |
プログラミングを含むレポートを学期中に6回程度課し,各レポート評価の総和に出席状況を加味して評価する. |
教員から一言 |
バーチャルリアリティシステムの構成法に限らず,ネットワークを利用した共有仮想空間コミュニケーションや人間の生理学的特性,心理物理実験など広く講義をおこなうので,好奇心を持って講義に望んで欲しい. |
キーワード |
バーチャルリアリティ,人工現実感,シミュレーション,共有仮想空間,心理物理実験 |
オフィスアワー |
講義後昼休み |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://reality.ei.tuat.ac.jp/lecture/lecture.html |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/14 20:37:34 |