科目名[英文名]
協働分野セミナーⅠ   [Interdisciplinary Seminar Ⅰ]
区分 後期課程科目  選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次   開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 1811003
責任教員 [ローマ字表記]
千年 篤   [CHITOSE Atsushi]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
 主指導教員と2名の副指導教員によるトリプレット研究指導体制のセミナーに参加する。3名の指導教員全員により、基本文献の輪読と議論を中心に据えたセミナーを定期的に開催する。自身の専門性を高めるとともに、研究計画のブラッシュアップに取り組む。その際、自分の研究がどのように関連分野に学術的貢献をなしうるのかを明確にさせる。また、サステイナビリティ研究に不可欠な多様な学術的視点を学び、異なる分野の学識・発想方法とその有用性を理解できるようにさせる。博士論文のテーマを基本にしつつ、学際的視点を意識させるため、「協働分野セミナーI〜Ⅵ」の受講者と様々な観点から議論を行い、異なる分野の学識や分析・社会実装アプローチを学ぶ。
到達基準
本科目では以下を到達基準とする:
- 博士論文研究において核となる専門性(コアコンピテンシー)を高める
- 自らの研究の目的と意義を先行研究の流れに位置付けて説明できる
- 副指導教員との議論により、理解・分析・実装の各アスペクトを錬成する
- 自らの専門分野だけではなく、異分野研究者との密度の濃い学術交流を通じて得られた新たな発想や知見・情報を博士論文研究の構想に活用できる
- 多様な価値観や環境に対応できる適応力ならびに合意形成力を身につける

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください。
授業内容
 主指導教員の調整のもと、3名の指導教員が連携し、各教員の研究室においてセミナーを定期的に開催する。必要に応じて遠隔講義システム等のメディアを用いる。専門分野および関連分野の重要な先行研究を講読し、専門性を高める。特に、セミナーでの議論を日常的なラボワーク/研究活動にフィードバックさせながら、調査/実験を進める過程で生起する諸問題やその対応策への理解を深める。同時に、主指導教員と2名の副指導教員との議論を通じて、自分の研究の学術的貢献を明確にし、研究テーマの絞り込みを行うとともに、他分野の教員の意見も踏まえて自分の博士論文研究計画の改善に役立てる。受講生は、受動的な立場ではなく、副指導教員や研究室員とも積極的に交流し、自身の経験や分析アプローチ等を発信していくことが求められる。
 以上を経て、実践実習科目「サステイナビリティ研究先端演習I」の文理協働コロキウムでの研究構想に関する報告に対する準備を行う。

 主指導教員として各教員が行う主な授業内容は以下のとおりである。

【東京外国語大学】
(武内進一)言語を含めた対象地域の理解を深め、地域動態論分野の専門性を高めることを目的として、文献講
読と発表を行う。特に、対象地域で生起する諸問題の歴史的理解を深める。同時に、教員や研究室員との議論を通じて自分の研究の学術的貢献を明確にし、テーマの絞り込みを行う。
(中山智香子)グローバルスタディーズ分野の重要な先行研究を輪読するなどして、グローバル世界の構造と諸理論・諸思想の系譜の理解を高める。
(李孝徳)カルチュラル・スタディーズ分野の専門性(現代的文化現象の解析と理解)を高めるとともに、研究計画のブラッシュアップに取り組む。その際、自分の研究がどのように関連分野に学術的貢献をなしうるのかを明確にさせる。

【東京農工大学】
(千年篤)国際農業開発に関する諸分野である農業発展論、農業経済学、所得格差、貧困に関する重要な先行研究の輪読を通して博士論文研究の基盤をなす基本的学識を蓄積しながら、入学時の博士論文研究テーマの構想・計画を改善する。
(野村義宏)生物資源機能化学分野における最先端研究の論文講読により、当該分野の研究の動向や社会的要請を理解する。また、具体的な研究計画を立案し、自分の研究の学術的意義や有用性を明確にする。
(香取浩子)エネルギー科学分野における先行研究を輪講形式で講読することにより、当該分野の最新の研究動向を理解する。また、自分の研究の関連分野における学術的位置づけや有用性を明確にする。
(三沢和彦)生体医用システム分野における最先端の研究の調査及び論文講読により、当該分野の研究の動向や社会的要請を理解するとともに、研究テーマの立案を行う。

【電気通信大学】
(山本佳世子)社会システム工学分野の重要な先行研究を輪読し、当該分野の研究の系譜を理解する。また、具体的な研究計画を立案し、関連分野における自分の研究の位置づけ、独創性・有用性を明確にする。
(橋山智訓)情報・通信工学分野における最先端の研究論文をサーベイし、輪講形式で議論をすることにより、現在の情報・通信工学分野の最新の研究動向及び技術についての理解を深めるとともに、研究テーマの詳細化、研究計画を明確にする。
(横井浩史)医工連携分野における身体機能の回復と代替に関する研究について、社会的要請の理解を深めるとともに、研究テーマの設定を行う。
(岡田佳子)光工学分野における最先端研究の論文輪講により、当該分野の研究動向や社会的要請を理解するともに研究テーマの立案を行う。

 副指導教員として各教員が行う主な授業内容は以下のとおりである。

【東京外国語大学】
(武内進一)サステイナビリティ研究にとって不可欠な文系的視点を理解するよう、基本文献の輪読と議論を中心に据えたセミナーを開催する。
(中山智香子)グローバルスタディーズ分野の重要な先行研究を輪読するなどして、グローバル世界の構造と諸理論・諸思想の系譜の理解を高める。
(李孝徳)サステイナビリティ研究にとって不可欠な文系的視点を理解するよう、基本文献の輪読と議論を中心に据えたセミナーを開催する。

【東京農工大学】
(千年篤)サステイナビリティ研究にとって不可欠な食料問題、貧困問題、所得格差に関する基本的学識を身につけられるように、基本文献の輪読と議論を中心に据えたセミナーを開催する。
(野村義宏)生物資源機能化学分野の技術を理解できるように、基本文献の講読と議論に加えて、一部は実習を行うセミナーを開催する。
(香取浩子)エネルギー科学分野の理工系の技術を理解できるように、基本文献の講読と議論に加えて、一部は実習を行うセミナーを開催する。
(三沢和彦)生体医用システム工学分野の理工系の技術を理解できるように、基本文献の講読と議論に加えて、一部は実習を行うセミナーを開催する。

【電気通信大学】
(山本佳世子)社会数理分析、空間分析などの理工系の技術を理解できるように、基本文献の講読と議論に加えて、一部は実習を行うセミナーを開催する。
(橋山智訓)情報・通信分野の基本的な技術やシステム、アルゴリズムに関して、著名な論文やテキストの輪講を通して理解を深める。特に技術的発展が現代社会に与えたインパクトや生活環境の変化、社会的影響に関して議論を進め、今後の社会と情報・通信技術の関わりについて議論を行うセミナーを開催する。
(横井浩史)医工連携分野の理工系の技術を理解できるように、基本文献の講読と議論に加えて、一部は実習を行うセミナーを開催する。
(岡田佳子)光工学分野の理工系の技術を理解できるように、基本文献の講読と議論に加えて、一部は実習を行うセミナーを開催する。
履修条件・関連項目
本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
開講時に受講者と相談の上、決定する。
参考書
各回の授業で配布/紹介する。
成績評価の方法
平常点(セミナーへの参加及び貢献等)100%
教員から一言
キーワード
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
英語
語学学習科目
更新日付
2020/01/25 9:13:30