科目名[英文名] | |||||
協働分野セミナーⅡ [Interdisciplinary Seminar Ⅱ] | |||||
区分 | 後期課程科目 | 選択必修 | 単位数 | 1 | |
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 1811101 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
三沢 和彦 [MISAWA Kazuhiko] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
主指導教員と2名の副指導教員によるトリプレット研究指導体制のセミナーに参加する。3名の指導教員全員により、議論とラボワークを中心に据えたセミナーを定期的に開催する。主指導教員研究室のセミナーやラボワークを通じて、自身の専門性を高めるとともに、研究計画を確定させる。その際、自分のテーマが関連分野においてどのように位置づけられ、その意義はどこにあるのかを意識させる。また、サステイナビリティ研究に不可欠な多様な学術的視点を学び、異なる分野の学識・発想方法とその有用性を理解できるようにさせる。学生の博士論文のテーマを基本にしつつ、学際的視点を意識させるため、「協働分野セミナーI〜Ⅵ」の受講者と様々な観点から議論を行い、異なる分野の学識や分析・社会実装アプローチを学ぶ。 |
到達基準 |
本科目では以下を到達基準とする: - 博士論文研究において核となる専門性(コアコンピテンシー)を高める - 自らの研究の目的と意義を先行研究の流れに位置付けて説明できる - 副指導教員との議論により、理解・分析・実装の各アスペクトを錬成する - 自らの専門分野だけではなく、異分野研究者との密度の濃い学術交流を通じて得られた新たな発想や知見・情報を博士論文研究の構想に活用できる - 多様な価値観や環境に対応できる適応力ならびに合意形成力を身につける 本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください。 |
授業内容 |
主指導教員の調整のもと、3名の指導教員が連携し、各教員の研究室においてセミナーを定期的に開催する。 必要に応じて遠隔講義システム等のメディアを用いる。 専門分野および関連分野の重要な先行研究を講読し、専門性を高める。特に、セミナーでの議論を日常的な ラボワーク/研究活動にフィードバックさせながら、調査/実験を進める過程で生起する諸問題やその対応策への 適応力を身につけ、自分の研究が先行研究との関連で持つ意義、独自性を意識させる。同時に、主指導教員と2 名の副指導教員との議論を通じて、自分の研究の学術的貢献を明確に説明する訓練を行うとともに、他分野の教 員の意見も踏まえて自分の博士論文研究計画の改善に役立てる。受講生は、受動的な立場ではなく、副指導教 員や研究室員とも積極的に交流し、自身の経験や分析アプローチ等を発信していくことが求められる。 以上を経て、実践実習科目「サステイナビリティ研究先端演習Ⅱ」の文理協働コロキウムでの研究構想及び実 施計画に関する発表に対する準備を行う。 主指導教員として各教員が行う主な授業内容は以下のとおりである。 【東京外国語大学】 (武内進一)言語を含めた対象地域の理解を含め、地域動態論分野の専門性を高めることを目的として、文献講読と発表を行う。特に、対象地域で生起する諸問題の歴史的理解を深める。それによって自分の研究が先行研究との関連で持つ意義、独自性を意識させるとともに、教員や研究室員との議論を通じて、自分の研究の学術的貢献を明確に説明する訓練を行う。 (中山智香子)グローバル世界構造に関する特定の領域の分析を始めるとともに、研究計画を確定させる。その際、自分のテーマが関連分野においてどのように位置づけられ、その意義はどこにあるのかを意識させる。 (李孝徳)カルチュラル・スタディーズ分野の専門性(文化現象のポリティクス分析)を高めるとともに、研究計画を確定させる。その際、自分のテーマが関連分野においてどのように位置づけられ、その意義はどこにあるのかを意識させる。 【東京農工大学】 (千年篤)博士論文研究と直接的に関係する特定領域に関する文献レビューを深く掘り下げて関連理論に関する理解を深め、自分の研究の学術的な意義と独自性を明確化する。さらに、研究構想・計画をほぼ確定させた段階で、公刊統計探索や現地調査による関係データ収集の準備を行う。 (野村義宏)生物資源機能化学分野の重要な先行研究の輪読をさらに継続し、研究計画を確定する。また、関連分野の専門的知識・技術を身に付け、自分の研究の学術的・社会的貢献について明確に説明できる能力を身につける。 (香取浩子)エネルギー科学分野における先行研究の輪講をさらに継続することにより、当該分野の専門的知識・技術を身につけると同時に、研究を進める上で生じる諸問題に対する適応力も身につける。教員らとの議論を通じて、研究テーマの深化をはかる。 (三沢和彦)生体医用システム分野における最先端の研究動向や社会的要請をふまえ、自分の研究テーマの意義・独自性を明確にする。また、自分の研究の学術的貢献について明確に説明できる能力を身につける。 【電気通信大学】 (山本佳世子)社会システム工学分野の重要な先行研究の輪読をさらに継続し、研究計画を確定する。また、関 連分野の専門的知識・技術を身に付け、自分の研究の学術的・社会的貢献がどこでなしうるのか明確にする。 (橋山智訓)情報・通信工学分野における最新の研究動向をふまえ、研究テーマの深化をはかる。情報・通信技術が社会に与えるインパクトに関して、多面的に分析する。研究テーマの分析において、様々な手法がある中から、適切な情報処理の方法を検討する。 (横井浩史)医工連携分野の研究動向マップ、及び、歴史・法規・倫理について、調査を行い、各自の研究の位置づけを明確化する。教員らとの議論を通じて、研究の独自性と意義を理解するとともに、説明能力を向上させる。 (岡田佳子)光工学分野における先行研究の論文輪講をさらに継続し、その内容をゼミで発表し、議論を行って関連分野の専門的知識・技術を身につける。自分の研究の学術的意義を明確に理解する。 副指導教員として各教員が行う主な授業内容は以下のとおりである。 【東京外国語大学】 (武内進一)サステイナビリティ研究にとって不可欠な文系的視点を理解するよう、基本文献の輪読と議論を中心に据えたセミナーを開催する。 (中山智香子)グローバルスタディーズ分野の重要な先行研究を輪読するなどして、グローバル世界の構造と諸理論・諸思想の系譜の理解を高める。 (李孝徳)サステイナビリティ研究にとって不可欠な文系的視点を理解するよう、基本文献の輪読と議論を中心に据えたセミナーを開催する。 【東京農工大学】 (千年篤)サステイナビリティ研究にとって不可欠な食料問題、貧困問題、所得格差に関する基本的学識を身につけられるように、基本文献の輪読と議論を中心に据えたセミナーを開催する。 (野村義宏)生物資源機能化学分野の技術を理解できるように、基本文献の講読と議論に加えて、一部は実習を行うセミナーを開催する。 (香取浩子)エネルギー科学分野の理工系の技術を理解できるように、基本文献の講読と議論に加えて、一部は実習を行うセミナーを開催する。 (三沢和彦)生体医用システム工学分野の理工系の技術を理解できるように、基本文献の講読と議論に加えて、一部は実習を行うセミナーを開催する。 【電気通信大学】 (山本佳世子)社会数理分析、空間分析などの理工系の技術を理解できるように、基本文献の講読と議論に加えて、一部は実習を行うセミナーを開催する。 (橋山智訓)情報・通信分野の基本的な技術やシステム、アルゴリズムに関して、著名な論文やテキストの輪講を通して理解を深める。特に技術的発展が現代社会に与えたインパクトや生活環境の変化、社会的影響に関して議論を進め、今後の社会と情報・通信技術の関わりについて議論を行うセミナーを開催する。 (横井浩史)医工連携分野の理工系の技術を理解できるように、基本文献の講読と議論に加えて、一部は実習を行うセミナーを開催する。 (岡田佳子)光工学分野の理工系の技術を理解できるように、基本文献の講読と議論に加えて、一部は実習を行うセミナーを開催する。 |
履修条件・関連項目 |
本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
開講時に受講者と相談の上、決定する。 |
参考書 |
各回の授業で配布/紹介する。 |
成績評価の方法 |
平常点(セミナーへの参加及び貢献等)100% |
教員から一言 |
キーワード |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
英語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/04/06 6:14:54 |