科目名[英文名]
環境バイオ分析化学特論   [Advanced Environmental Analytical Biochemistry]
区分 後期専門科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等 生物システム応用科学府博士  対象年次   開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 148311
責任教員 [ローマ字表記]
田中 剛, 新垣 篤史, 吉野 知子   [TANAKA Tsuyoshi, ARAKAKI Atsushi, YOSHINO Tomoko]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
近年バイオ分野で技術革新をもたらした、ゲノミクス、トランスクリプトミクス、プロテオミクス、メタボロミクス、バイオインフォマティクスの研究動向と解析手法を、生物化学を基礎とした解説と開発経緯の紹介の両面から学習する。これらの授業を経た後に、各学生が上記関連分野の英語論文等を読み、内容をまとめ発表を行う。授業内で問題提起、ディベートすることにより、学生同士の積極的に参加できる議論の場を設ける。
到達基準
この科目はディプロマポリシーの観点A、Bに対応づけられている。
授業内容
生物化学、遺伝子工学・分子生物(工)学・ゲノム工学における研究を通して、バイオテクノロジー関連分野の技術の革新が急速に進んだ。生物化学特論では、ゲノミクス、トランスクリプトミクス、プロテオミクス、メタボロミクス、バイオインフォマティクスにおける研究動向と解析手法に注目し、開発背景にある学術的知見と開発経緯とを統合的に解説する。講義はゲノミクス等の一般的なアプローチとともに最新の研究報告について紹介し、それらの授業を経た後、学生プレゼンテーションを行う。現在、研究段階から開発・実用化段階にある上記関連分野の要素技術に関する学術論文を学生自身に選択させ、講義後半から開始するプレゼンテーションに備え読ませる。その内容をまとめたものをプレゼンテーションさせ、質疑応答、討論を行い、各自の理解度を判断する。

・ゲノミクス・プロテオミクス等の研究動向
・全ゲノム情報に基づく機能解析の現状
・網羅的なタンパク質解析技術:概説
・網羅的なタンパク質解析技術の研究動向
・DNAチップに基づくトランスクリプトミクスアプローチ
・トランスクリプトミクスの解析技術の研究動向
・バイオインフォマティクスの解析手法の解説
・ゲノミクス、プロテオミクス研究におけるバイオチップ技術
・ゲノミクス、プロテオミクス関連論文のプレゼンテーション・討論
・トランスクリプトミクス、メタボロミクス関連論文のプレゼンテーション・討論
・バイオチップ関連論文のプレゼンテーション・討論
履修条件・関連項目
生化学、遺伝子工学、分子生物学の基礎知識を習得していること。遺伝子工学、分子生物学の単位を取得していることが望ましい。
テキスト・教科書
プリントを適宜配布
参考書
村松正 監訳 「ゲノム2」(2003) メディカル・サイエンス・インターナショナル、野田春彦他 訳 「分子細胞生物学(上,下)」(2001) 東京化学同人、松永 是 編著「生命工学への招待」(2002) 朝倉書店
成績評価の方法
学期末試験、学生プレゼンテーションを総合して評価する。プレゼンテーションにおいては、学生自身が訳した英語論文のプレゼンテーション内容、質疑応答とそれを基にした討論への参加態度を評価の対象とする。
教員から一言
履修者の研究現場で役立つ題材をトピックスとした広範囲な技術論を含む講義を実施する
キーワード
ゲノミクス プロテオミクス トランスクリプトミクス メタボロミクス バイオインフォマティクス、バイオチップ
オフィスアワー
毎週月曜日午後3時から5時まで
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/07 16:42:29