科目名[英文名]
動物育種繁殖学特論   [Advanced Animal Breeding and Reproduction Science]
区分   選択必修   単位数 0.5 
対象学科等   対象年次   開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 96123
責任教員 [ローマ字表記]
長尾 慶和(宇)   [NAGAO Yoshikazu]
所属 連合農学研究科 研究室   メールアドレス

概要
前半『幹細胞生物学と再生医学の新たな展開』長尾慶和担当
 近年、ヒトES細胞やiPS細胞などの幹細胞株の樹立により、これらの細胞を活用した再生医療の実現に向けた様々な研究が盛んに行われている。本講義では、幹細胞生物学と再生医学の関わりや幹細胞を活用した再生医療について、その背景や最近の状況について解説する。また、ES細胞やiPS細胞を活用したヒト再生医療の実現に向けて、宇都宮大学農学部で実施している「ヒツジ胎子の微少環境によるヒトiPS細胞の分化誘導研究」の詳細についても紹介する。

後半『動物における遺伝的多様性とその応用』福井えみ子担当
 本講義では、効率よく家畜生産を行うためにこれまで用いられてきた日本の家畜改良の方法について解説し、さらに今後の課題とそれに対する対応策について考えていく。具体的には、まず家畜育種についての基礎的な理解を深めた後、集団遺伝学的解析において基礎となる個体識別と性判別の遺伝子解析法とその応用について、これまでの研究成果を中心に説明する。次に、ウシの経済形質に関わる遺伝子について、当研究室で行ってきたマーカー遺伝子を例示しながら、今後の日本における家畜育種の方向性を明らかにする。さらに応用編として、種々の遺伝子解析法を用いた野生動物における集団遺伝学的研究および人畜共通感染症などについて言及し、野生動物とのより良い関係の構築について考察していきたい。
到達基準
前半『幹細胞生物学と再生医学の新たな展開』長尾慶和担当
1.幹細胞生物学の概要を理解する
2.再生医学研究の動向について理解する。
3.iPS細胞を活用したヒト再生医療の将来性について考察できる。

後半『動物における遺伝的多様性とその応用』福井えみ子担当
1.個体識別と性判別の遺伝子解析法を理解する。
2.黒毛和種の育種改良法を理解する。
3.野生動物における集団遺伝学的研究を例として、種々の遺伝子解析法を理解する。
授業内容
前半『幹細胞生物学と再生医学の新たな展開』長尾慶和担当
1.幹細胞生物学概論
2.再生医学概論
3.iPS細胞を活用したヒト再生医療の現状と将来

後半『動物における遺伝的多様性とその応用』福井えみ子担当
1.個体識別と性判別の遺伝子解析法とその応用について
2.黒毛和種の育種改良法について
3.野生動物における集団遺伝学的研究について
履修条件・関連項目
受講生には専門的な知識は求めていません。
テキスト・教科書
資料は授業時に配布します。
参考書
講義中に情報提供します。
成績評価の方法
レポート提出による。
教員から一言
できるだけわかりやすく解説するつもりですが、もし疑問があれば、積極的に質問してください。
キーワード
オフィスアワー
長尾慶和(NAGAO Yoshikazu)e-mail: ynagao@cc.utsunomiya-u.ac.jp 福井えみ子 (FUKUI Emiko) e-mail: fukui@cc.utsunomiya-u.ac.jp 〒321-8505栃木県宇都宮市峰町350 宇都宮大学農学部 350 Mine-machi, Utsunomiya-shi, Tochigi, 321-8505 Faculty of Agriculture, Utsunomiya University
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2019/02/25 14:53:52