科目名[英文名] | |||||
動物衛生管理学特論 [Advanced Animal Hygiene and Management Science] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 96124 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
安江 健(茨) [YASUE Takeshi] | |||||
所属 | 連合農学研究科 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
『動物と環境に配慮した家畜生産方式の新展開』 わが国の畜産業は最近60年で目覚ましく発展したが、その一方で解決すべき課題も多い。本講義では、持続可能な家畜生産方式として、動物と環境に配慮した家畜生産に関する最近の動向を講義する。 最初に動物行動学と動物福祉について解説し(第Ⅰ部)、動物福祉に配慮した家畜生産の必要性への理解を深める。次いでわが国家畜生産の課題と動向について、主に家畜福祉と環境保全の観点から解説する(第Ⅱ部)。最後に、家畜と環境に配慮した家畜生産方式としての放牧生産の歴史と課題、および放牧生産の新技術や研究動向を解説する(第Ⅲ部)。具体的な新技術に向けた研究動向としては、広大な面積におよぶ奥山森林を活用した林間放牧のための省力管理技術、耕作放棄地などの耕地環境を保全するための小規模移動放牧の技術、さらには耕種農業を補完する果樹園放牧のための管理技術などを解説する。 これらの講義後、放牧生産に対する新たな脅威として原発事故による放射性物質の問題を提起し、この脅威を家畜管理技術を駆使して克服するための方策を考える契機にしてもらいたい。 |
到達基準 |
家畜生産システムにおける動物福祉と環境調和の重要性を、実際の家畜生産現場の例を念頭に理解すること。 |
授業内容 |
1:動物行動学と動物福祉 (1)動物は感情や意識を有するか?(2)動物福祉とは何か 2:わが国家畜生産の課題と動向 3:家畜と環境に配慮する放牧生産方式 (1) わが国の放牧生産方式の歴史と課題 (2) 放牧生産方式の新展開 4:放牧生産への新たなる脅威(放射能汚染) (1) 福島県警戒区域内での現状と家畜管理学的手法を用いた対処、 (2) 茨城県での現状と家畜管理学的手法を用いた対処 |
履修条件・関連項目 |
特になし |
テキスト・教科書 |
資料を授業時に配布します。/ |
参考書 |
講義中に情報提供します。 |
成績評価の方法 |
レポート提出による |
教員から一言 |
専門分野が異なる学生にも理解して興味をもてるように話すつもりです。家畜飼育の現場に目を向ける契機にしてください。 |
キーワード |
オフィスアワー |
第4クオーター木曜日12:30〜13:30 |
備考1 |
特になし |
備考2 |
特になし |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/02/26 14:19:51 |