科目名[英文名] | |||||
昆虫生理生化学特論 [Advanced Insect Physiology and Biochemistry] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 96133 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
宮川 一志(宇) [MIYAKAWA Hitoshi] | |||||
所属 | 連合農学研究科 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
「節足動物の表現型可塑性の制御における幼若ホルモンの役割」 同一の遺伝的背景から環境に応じて様々な表現型を作り出す表現型可塑性は、常に変動する自然環境下における生物の繁栄に大きく貢献します。多くの場合、環境シグナルを受容した個体においては、内分泌系の働きによる体内生理環境の変化を介して最終的な表現型の変化へと至ります。したがって、内分泌系は表現型可塑性の制御の中核を担うシステムと言えます。 幼若ホルモンは昆虫を始めとした節足動物全般において、脱皮・変態・生殖を制御する主要な多機能性ホルモンです。さらに近年では表現型可塑性の制御への関与も様々な生物で報告されつつあります。本講義では幼若ホルモンとそのシグナル経路について概説するとともに、近年注目されている表現型可塑性の制御との関わりを担当教員の研究成果も取り上げつつ紹介します。 |
到達基準 |
節足動物の最も主要なホルモンの一つである幼若ホルモンの多様な機能についての理解を深めることで、内分泌系が生物の環境適応と進化にどのように貢献しうるかについて議論ができるようになることを目指します。 |
授業内容 |
1.幼若ホルモンの生合成、シグナル伝達、生理機能 2.昆虫の表現型可塑性を制御する幼若ホルモン 3.ミジンコの表現型可塑性を制御する幼若ホルモン |
履修条件・関連項目 |
テキスト・教科書 |
当日配布します。 |
参考書 |
講義内で紹介します。 |
成績評価の方法 |
レポート |
教員から一言 |
生物が進化の過程で獲得した精巧かつダイナミックな現象である表現型可塑性を一緒に勉強しましょう。 |
キーワード |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/02/26 14:48:36 |