科目名[英文名] | |||||
微生物利用学特論 [Advanced Applied Microbiology] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 96214 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
佐々木 信光 [SASAKI Nobumitsu] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
「植物ウイルスの有効利用」 植物ウイルスは病原体の一種として知られているが、その形態や増殖様式は一般的な生物とは異なる。分子生物学および遺伝子工学の発達により、今日多くのウイルスのゲノム構造や遺伝子機能が明らかになっている。植物ウイルスの研究の進展にともない様々なウイルス防除法の開発が行われている。講義の前半では、弱毒ウイルスの干渉効果の利用あるいはウイルス遺伝子(あるいはその一部)を導入した組換え抵抗性植物の分子育種などについて解説する。また、ウイルスゲノム内に外来遺伝子を組込むことによって、植物細胞内で目的の遺伝子を発現させるための遺伝子ベクターとして用いる試みがなされている。本講義の後半では、植物ウイルスベクターの有用タンパク質の生産、品種改良、ゲノム編集などへの応用についても紹介する。 |
到達基準 |
植物ウイルスの基本的な形態や増殖様式を理解できるようになること。 植物ウイルスを利用したウイルス防除法について理解できるようになること。 植物ウイルスベクターがどのように応用されているのかについて理解できるようになること。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
植物ウイルスの形態と増殖様式 弱毒ウイルスによる干渉抵抗性 ウイルス遺伝子を導入した組換え抵抗性植物 植物ウイルスベクターの利用 |
履修条件・関連項目 |
微生物学(ウイルス分野)および分子生物学を履修していることが望ましい。 必要な学習時間は、本学の標準時間数に準ずる。 |
テキスト・教科書 |
配布するプリントを元に講義を行う。 |
参考書 |
『植物ウイルス学』池上正人ら著(朝倉書店,2009年) 『最新植物病理学』奥田誠一ら著(朝倉書店,2004年) 『新編植物ウイルス学』平井篤造ら著(養賢堂,1988年) 『植物のウイルス病物語』都丸敬一著(全国農村教育協会,2001年) 『植物ウイルスと分子生物学』岡田吉美著(東京大学出版社, 1989年) 『水稲を襲ったウイルス病』鳥山重光著(創風社, 2010年) |
成績評価の方法 |
レポート(100%)によって評価する。 |
教員から一言 |
「植物ウイルスは病原体である」ということしか知らないかもしれませんが、有用なツールとしての使われているウイルスについて学習しましょう。 |
キーワード |
オフィスアワー |
10:00 - 18:00(月―金) |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/06 14:08:19 |