科目名[英文名] | |||||
有機化学Ⅰ [Organic ChemistryⅠ] | |||||
区分 | 教職科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 4~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | V1401 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
荻野 賢司 [OGINO Kenji] | |||||
所属 | 生物システム応用科学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
(a)目的:本講義では、有機化合物の構造や性質、反応性に関する基礎や考え方を学習する。応用化学科では、一連の講義[有機化学I-III]を通じて、有機化学の基礎を系統的に修得し、化学系の研究者/技術者として活躍するための素地を養う。本講義は、その第一段階に相当し、有機化学の基本的な概念を確実に理解することを目的とする。 (b)概要:分子軌道や共有結合、共鳴の概念、酸と塩基、官能基、IUPAC命名法や分子間の相互作用について学び、有機化合物の振る舞いや分子構造についての理解を深める。主にアルカンやアルケンの化学、立体化学やキラリティーの概念を理解して、有機分子を三次元的に考察する力を養う。曲がった矢印で電子対の動きを示して反応機構を記述し、有機化学反応の基本的な考え方を修得する。 |
到達基準 |
授業で取り扱った基本的な事項(分子軌道や共有結合、共鳴の概念、酸と塩基、官能基、IUPAC命名法や分子間相互作用、立体化学、キラリティー等)を習得していること。アルカンやアルケンの性質を理解し、アルケンの基礎的な反応機構について曲がった矢印を用いて合理的に説明できるようになること。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照のこと。 |
授業内容 |
【第1回】 第1章 イントロダクション、電子構造と結合 (その1) 【第2回】 第1章 電子構造と結合 (その2) 【第3回】 第1章 電子構造と結合 (その3) 【第4回】 第2章 酸と塩基 (その1) 【第5回】 第2章 酸と塩基 (その2) 【第6回】 第3章 有機化合物 (その1) 【第7回】 第3章 有機化合物 (その2) 【第8回】 前半内容まとめ、中間試験 【第9回】 第3章 有機化合物 (その3) 【第10回】 第4章 異性体 (その1) 【第11回】 第4章 異性体 (その2) 【第12回】 第5章 アルケン (その1) 【第13回】 第5章 アルケン (その2) 【第14回】 第5章 アルケン (その3) 【第15回】 後半内容まとめ期末試験 |
履修条件・関連項目 |
高校化学を復習しておくこと。 学科専門科目に区分される。 授業時間30時間に加え、教科書や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
教科書:ブルース有機化学(上)第7版 化学同人 ISBN978-4-7598-15854-9 演習解答書:ブルース有機化学 問題の解き方 第7版 化学同人 ISBN978-4-7598-1586-3 応用分子化学科で開講される一連の有機化学の講義のためにも、ブルース有機化学(上)(下)巻を併せて購入することが望ましい。 主要な問題の簡単な解答は下巻にまとめて掲載されている。 |
参考書 |
ウォーレン有機化学(上)第2版 東京化学同人 有機化学はもちろん、無機化学や物理化学の分野の教科書も参考になる。 立体配座やキラリティーの概念をより確実に捉えるためには、分子模型の購入が望ましい。 |
成績評価の方法 |
中間試験と期末試験の結果(80%)と毎回のレポート提出状況(20%)からの総合点で成績を評価する。 |
教員から一言 |
教科書の例題やレポートに指定した演習問題等に取り組むことで、有機化学の基礎を着実に身につけることができます。実際に手を動かして分子構造や反応機構を書いていくことがポイントになります。 |
キーワード |
化学結合,混成軌道,アルカン,アルケン,IUPAC命名法, 立体化学, キラリティー, 反応機構 |
オフィスアワー |
オフィスアワー: BASE本館323号室、授業翌日の金曜日16時から17時までの1時間。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://web.tuat.ac.jp/~oginolab/ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/05/23 17:33:56 |