科目名[英文名]
食料システム経済学   [Economics of Food System]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01an2040
責任教員 [ローマ字表記]
野見山 敏雄, 観山 恵理子   [NOMIYAMA Toshio, MIYAMA Eriko]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
本講義では,食料の生産と消費,ならびにそれらの間に介在する農業資材産業,食品産業(食品製造業・食品流通業・外食産業)を包括的にとらえるフードシステム学とアグリビジネス論の視点から,身の回りの食生活や食料供給構造に改めて目を向け,国内外の食料をめぐる問題について学び,考える。
生物生産学科の専門科目の,農業経営経済系科目の一つであり,農業・農村の特色を踏まえた社会科学的分析を指向する,学生の履修を歓迎する.
到達基準
フードシステムに関連する基本的な知識を習得した上で、現実の食料問題に対する洞察力を身につける。

ディプロマ・ポリシー上の観点については、本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
概要
本講義では、食料の生産と消費、ならびにそれらの間に介在する食品産業(食品製造業・食品流通業・外食産業)を包括的にとらえるフードシステム学の視点から、
身の回りの食生活や食料供給構造に改めて目を向け、国内外の食料をめぐる問題について学び、考える。

到達基準
フードシステムに関連する基本的な知識を習得した上で、現実の食料問題に対する洞察力を身につける。

第1部:フードシステム学(観山恵理子)
1.―フードシステムとは何か―
2.フードシステムを理解するためのツール
―ミクロ経済学、マーケティング理論等の応用―
3.日本人の食生活の変遷と特徴
4.日本の農業生産構造の変遷
5.日本における小売業の変遷
6.外食産業・食品加工業の発展
7.食品輸入と食料自給率の問題
8.貿易交渉における農業・食料問題
9.国境を超えた食料産業クラスターの形成と多国籍企業
10.安心・安全な食品の生産・流通のためのしくみ

第2部:アグリビジネス論(野見山敏雄)
11.アグリビジネス論の意義と体系
12.アグリビジネスの経営戦略
13.現代の食とアグリビジネス
14.国境を越える食料・農業とアグリビジネス
15.アグリビジネスの今日的課題

尚、講義はGoogle Classroom ならびにGoogle Meetを利用してオンラインで実施します。

観山担当回では、第1回目のガイダンスはリアルタイム配信し、後に録画をアップロードします。2〜10回については、アップロードされた講義録画を各自で視聴する形を取ります。
野見山担当回はすべてリアルタイム配信となり、後日録画がアップロードされます。
履修条件・関連項目
前学期開講の経済学(主としてミクロ経済学)を履修していることが望ましい。
テキスト・教科書
授業はパワーポイントのスライドを用いて進めるため、特定のテキストは使用しないが、より体系だった理解を深めたい人には、下記の参考書ならびに授業中に紹介する書籍・資料を読むことをお勧めする。
パワーポイントのスライドについては、授業の前後に教員のGoogle Driveへアップするため、必要な場合は、各自で大学のG Suiteアカウントにログインし、ダウンロードして印刷すること。
基本的に、教員による資料の印刷・配布は行わない。
参考書
・高橋正郎 監修・清水みゆき 編著『食料経済ーフードシステムからみた食料問題ー(第5版)」、オーム社、2016年。

・大塚茂・松原豊彦編著『現代の食とアグリビジネス』有斐閣,2004年
・岸川善光編著『アグリビジネス特論』学文社,2010年

その他、授業中に適宜提示する。
成績評価の方法
・観山:毎回の小テスト合計10回(Google Formで送信)200点,野見山:レポート100点,合計した点数を3で除して評価する。

試験問題は、毎回授業に出席し、しっかり講義を聞いてノートをとってもらえれば解ける問題です。
教員から一言
この講義を通して、身の回りの食に関する問題を多角的に考察できる視野を身につけていただきたい。
キーワード
フードシステム、「食」と「農」、グローバリゼーション
オフィスアワー
不定期。メール連絡をいただければ随時対応します。
備考1
講義日
・第1部:フードシステム学:①10/2,②10/9,③10/16,④10/23,⑤10/30,⑥11/6,⑦11/20,⑧11/27,⑨12/4,⑩12/11

・第2部:アグリビジネス論:⑪12/18,⑫1/8,⑬1/22,⑭1/29,⑮2/2
備考2
【新型コロナウイルス感染拡大の影響によるシラバスの変更については、本科目のクラスルームで確認してください。】
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2020/09/30 14:08:54