科目名[英文名]
有機化学   [Organic Chemistry]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01ch2002a
責任教員 [ローマ字表記]
北野 克和, 梶田 真也   [KITANO Yoshikazu, KAJITA Shinya]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
【目的】生物が営む生命現象(生物の有機反応)を理解するうえで、その基礎となる有機化学を理解する。
【概要】有機化合物は天然物、合成物を合わせると数えきれないほど多く、複雑な構造をもつものや変わった反応をするものなどがあり、一見理解しがたいと感じるかもしれない。一見複雑そうに見える構造や反応も、個々に見ていけば合理的に考えることができるのである。初めて有機化学を学ぶ人が、なぜそのような構造になるのか、どのように反応するかを考え、理解することに重点をおきながら講義を行う。
この科目は全学共通教育科目の自然科学系基礎科目に位置付けられる。

本科目は、実務経験のある教員による授業科目である。
到達基準
有機化合物を構成する元素とその性質が理解できる。
有機化合物の構造について理解できる。
有機化合物の反応と電子の流れについて理解できる。
有機化合物の命名法について理解できる。
官能基の性質と反応について理解できる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
第1回
原子の構造と電子配置

第2回
混成軌道

第3回
酸と塩基

第4回
共鳴

第5回
立体化学

第6回
結合の生成と解離

第7回
付加、置換、脱離、転移反応の基礎

第8回
前半のまとめと総合演習

第9回
アルカン、ハロゲン化アルキル

第10回
アルコール、エーテル

第11回
アルケン

第12回
アルキン、芳香族化合物

第13回
アルデヒド、ケトン

第14回
カルボン酸とその誘導体、含窒素化合物

第15回
全体のまとめと総合演習
履修条件・関連項目
授業時間30時間に加え、教科書や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
深澤義正ら著「はじめて学ぶ大学の有機化学」(化学同人)
参考書
マクマリ-有機化学概説第7版(東京化学同人)
成績評価の方法
中間1回と学期末の合計2回の試験により評価する。
(中間テスト50%、期末テスト50%)
教員から一言
有機化学は単に暗記するのではなく、理屈を理解して学ぶようにしてください。そして、授業中不明な点があった場合には、その場で質問をして理解するようにしましょう。
また。授業前の予習として、あらかじめテキストを1度読むこと、復習として、教科書にある問題を解いて自主的に学ぶ習慣をつけて確実に有機化学の知識を深めてください。
キーワード
有機化学、有機化合物、有機反応、共有結合、立体化学
オフィスアワー
梶田;金曜日13時〜15時。北野;木曜日9〜10時。ただし、他の時間も対応しますのでメールであらかじめアポイントを取って訪れてください。E-Mail: 梶田(kajita)、北野(kitayo)。
備考1
当然のことですが私語は厳禁です。質問等がある場合には遠慮なく大きな声で発言してください。
備考2
過去の成績分布は以下のとおり
2019; S 8%, A 24%, B 32%, C 17%, D 10%, E 9%
2018; S 13%, A 23%, B 37%, C 19%, D 1%, E 7%
2017; S 13%, A 23%, B 37%, C 19%, D 1%, E 7%
2016; S 9%, A 24%, B 29%, C 24%, D 3%, E 11%
2015; S 10%, A 22%, B 32%, C 23%, D 0%, E 13%
2014; S 6%, A 20%, B 24%, C 29%, D 9%, E 12%
2013; S 7%, A 20%, B 27%, C 19%, D 8%, E 19%
2012; S 5%, A 16%, B 35%, C 20%, D 10%, E 14%
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/12/09 13:27:09