科目名[英文名]
ジェンダー論   [Gender Studies]
区分 全学共通教育科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 34  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 020152
責任教員 [ローマ字表記]
松葉口 玲子   [MATSUBAGUCHI Reiko]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
ジェンダー論は性差(ジェンダー)に着目して社会構造の特徴を明らかにする学問である。本講義では、社会・生活全般にわたる諸事情にジェンダー視点を導入することによって、履修者をはじめとする誰もが活き活きと暮らせる社会のあり方について考えることができるようになることを目標とする。講義のほか、グループワーク、演習、学生によるプレゼンを取り入れている。
この科目は、全学共通教育の共生人文社会科学科目として開講されます。
到達基準
(1)あらゆる事象についてジェンダーの視点で考えることができる。
(2)ジェンダーと社会・生活の現状と課題、グローバル社会における暮らしのあり方について考察できる。
授業内容
第1回 授業オリエンテーション〜ジェンダーとは何か
第2回 現代消費社会とジェンダー(1)
    日常の消費生活にジェンダー視点を導入
第3回 現代消費社会とジェンダー(2)
    日常消費生活におけるジェンダーとグローバル社会との関係
第4回 環境・開発とジェンダー
    環境・開発とジェンダーのつながり
第5回 アンペイドワークとジェンダー
    グローバル社会におけるアンペイドワークへの着目の必要性
第6回 家族・世帯とジェンダー
    日本における家族・世帯におけるジェンダー課題
第7回 雇用・賃金とジェンダー
    日本における雇用・賃金状況におけるジェンダー課題
第8回 収入・支出構造とジェンダー
    日本における収入・支出構造とジェンダー課題
第9回 非給与所得者とジェンダー
    農家世帯等(非給与所得者)におけるジェンダー課題
第10回 家族、労働におけるジェンダー
    家族や労働の捉え方とジェンダー
第11回 教育とジェンダー(1)
    教育によるジェンダー再生産
第12回 教育とジェンダー(2)
     ジェンダー再生産を乗り越える教育
第13回 持続可能社会とジェンダー
    ジェンダー視点からの持続可能社会構築
第14回 全体のまとめ
第15回 全体のまとめ2
期末テスト
履修条件・関連項目
特になし
授業時間の30時間に加え、次項に示す教科書や参考書を用いて本学の標準時間数に準ずる予習および復習を行うこと。
テキスト・教科書
・川口章(2013)『日本のジェンダーを考える』有斐閣選書
参考書
・伊藤純・齋藤悦子(2015)『ジェンダーで学ぶ生活経済論[第2版]-現代の福祉社会を主体的に生きるために (新・MINERVA福祉ライブラリー)』ミネルヴァ書房   
・木村凉子・伊田久美子・熊安貴美江編著(2013)『よくわかるジェンダー・スタディーズ ―人文社会科学から自然科学まで』ミネルヴァ書房
成績評価の方法
授業内での取り組み状況(発言状況・グループワークへの関与度等)(30%)/課題レポート・発表(30%)/期末テスト(40%)を目安に総合的に判断する
教員から一言
既存の社会や生活・文化をジェンダーの視点で読み解くと、今まで「当たり前」と思っていたことに対するさまざまな課題や発見に気づくことができます。誰もが住みやすい社会の構築をめざして幅広い視野で考察を深めてください。
キーワード
アンペイドワーク、家族、労働、環境・開発、消費、持続可能社会
オフィスアワー
授業時間前後に声をかけるか、下記アドレスにメールを送ってください。 松葉口玲子(matsubaguchi-reiko-vb@ynu.ac.jp)
備考1
新型コロナウイルス感染の影響による授業スケジュール等の変更については、本科目のクラスルームでご確認ください。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2020/05/21 19:44:55