科目名[英文名]
工学基礎数学   [Fundamental Mathematics for Engineering]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 021201
責任教員 [ローマ字表記]
岩井 俊昭   [IWAI Toshiaki]
所属 生物システム応用科学府 研究室 BASE本館611号室  メールアドレス

概要
生体の生命活動の計測では、電磁波、光、電流などをプローブとして利用し、組織からの信号を検出し解析をしている。電磁波、光、および電気の物理を理解することによって、生体医用計測の研究や機器の開発は行われている。ベクトル解析は、プローブとなる電磁波、光、および電気の物理を理解するために必要な数学技術である。本講義はベクトルによって表現された物理現象を理解し、数学的に解析が出来る数学的ツールを修得することを目的とする。
到達基準
(1)ベクトル関数の部積分ができる。
(2)ベクトルの勾配・発散・回転の意味を理解し、計算ができる。
(3)空間曲面を表現するためのベクトルを理解する。
(4)ベクトルの線積分・面積分・体積積分を理解し、計算ができる。
(5)ベクトル積分定理(ガウスの発散定理・ストークスの定理)の現象的な意味を理解し、積分を計算できる

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください。
授業内容
(1) ベクトルの基礎I   ベクトルの定義と高校の復習
(2) ベクトルの基礎II  4種類のベクトル積
(3) ベクトル関数の微分 スカラー関数とベクトル関数の微分
(4) ベクトルの勾配   ベクトルの勾配の意味と演算・スカラーポテンシャル・方向微分係数
(5) ベクトルの発散   ベクトルの発散の意味と演算・流線とフラックス
(6) ベクトルの回転   ベクトルの回転の意味と演算・勾配/発散/回転の混合演算・
           べクトルポテンシャル
(7) ベクトル関数の積分 スカラー関数・ベクトル関数の積分
(8) 線積分Ⅰ       空間曲線に関係するベクトル量
(9) 線積分Ⅱ      スカラー場とベクトル場の線積分
(10) 面積分Ⅰ       曲面に関するベクトル
(11) 面積分Ⅱ      スカラー場とベクトル場の面積分
(12) 体積分       スカラー場とベクトル場の体積分 演習:面積分II
(13) 積分定理Ⅰ     ガウスの発散定理
(14) 積分定理Ⅱ     ストークスの定理
(15) 座標変換・まとめ
定期試験
履修条件・関連項目
(1)講義では、Google ClassroomとFormsを利用して小テストを行う。
(2)ノートパソコンまたはスマートフォンを必ず持参し、講義開始前にGoogle Classroomを起動しておくこと。
(3)補足資料はGoogle Classroomにて配布する。
(4)授業時間30時間に加え、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行なうこと。
テキスト・教科書
丸山・石井著「要点がわかる ベクトル解析」(コロナ社)
参考書
関根・佐野著「電磁気を学ぶためのベクトル解析」(コロナ社)
成績評価の方法
【6月より通常講義が実施可能になるか、定期試験が教室で実施可能なる場合について
 (状況の変化によって変更することがあります)】
小テストの合計点:40% 定期試験:60% (予定)
合計で100点とし、S:90点以上、A:80点以上90点未満、B:70点以上80点未満、C:60点以上70点未満。

【オンライン講義の場合の成績評価について(状況の変化によって変更することがあります)】
・定期試験が実施可能な場合は、評価の方法は上記の通り。
・定期試験が実施不可能な場合は、小テストの合計点を100点に換算して評価する。
教員から一言
(1) 予習を必ず行なうこと。
(2) 授業を良く聞き,質問は講義中に行い、情報を共有すること。
(3) 理解の不十分なところは,次週まで十分理解しておくこと。
(4) 講義中に他科目を行うことは認めない。
キーワード
ベクトル,ベクトル解析,勾配,回転,発散,線積分ん,面積分,ガウスの定理,ストークスの定理
オフィスアワー
13:00-17:00 BASE本館 6F 611号室 (まずはメールでtiwai(at)cc.tuat.ac.jpまで連絡を)
備考1
備考2
参照ホームページ
http://web.tuat.ac.jp/~iwailab/index.files/Sub_Lecture_J.html
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2020/05/07 16:09:13