科目名[英文名]
生体医用工学Ⅰ   [Biomedical Engineering I]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 24  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 022261
責任教員 [ローマ字表記]
西舘 泉   [NISHIDATE Izumi]
所属 生物システム応用科学府 研究室 BASE614  メールアドレス

概要
【目的】生体工学は、生体の機能と構造を光学的観点と方法論から研究し、その応用を目指した学問分野である。一方で、医用工学は、生体物性、生体計測、生体情報、生体制御などの物理工学的な法則性から得られた手法・技術を医学領域に適用する学問分野である。これらを実践的学問分野として総括的に生体医用工学(医用生体工学)と呼ぶ。したがって生体医用システム工学科の学生には必須の科目であるといえ、当学科の必修科目に位置付けられている。この講義では、現在、医療の現場において、診断、治療、支援等に利用されている様々な医療機器を理解するために必要な医学および工学の基本知識、それぞれの医療機器の動作原理や使用方法、および医療機器の安全性などを中心に学び、この分野での基本的な知識を習得することを目的とする。

【概要】この講義では、現在、医療の現場において、診断、治療、支援等に利用されている様々な医療機器を理解するために必要な医学および工学の基本知識、それぞれの医療機器の動作原理や使用方法、および医療機器の安全性などについて概説する。この分野には専門用語が多数あるが、知識として修得しておくべき「用語」は整理して提示している。さらに講義中に参照する図表を掲載したプリントを適宜配布するので、講義中だけでなく、予習・復習にも活用して生体医用工学を体系的に修得してほしい。
到達基準
生体の生理的・物理的特性の基礎を理解できる。
生体・医用工学の基礎を理解し、一般的な医療機器の基本原理について説明できる。

工学部履修案内のカリキュラムマップを参照してください。
授業内容
第1回 生体の電気的特性
第2回 計測と信号処理
第3回 生体の電気的・磁気的計測
第4回 生体の物理化学的計測と呼吸(肺機能)の計測
第5回 医用画像
第6回 人工臓器と医用材料
第7回 福祉工学と支援機器
第8回 治療器・手術用機器と安全性
第9回 講義前半のまとめ
    中間試験
第10回 レーザーの医療応用(光とレーザーの基礎)
第11回 医用レーザーの基礎
第12回 代表的なレーザー治療Ⅰ
第13回 代表的なレーザー治療Ⅱ
第14回 レーザー治療に関する安全対策
第15回 講義後半のまとめ
     期末試験
履修条件・関連項目
生体医用システム工学科の専門基礎科目に区分され、学科必修科目である。
授業時間 30 時間に加え、適宜配布する講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
特に指定しない。適宜資料を配布する。
参考書
[1]「医用工学の基礎」土肥健純 監修(東京電機大学出版局)
[2]「臨床検査学講座 医用工学概論」嶋津秀昭 ほか著(医歯薬出版)
[3]「レーザー医療の基礎と安全」日本レーザー医学会安全教育委員会編集(株式会社アトムス)
成績評価の方法
試験100%:中間試験(50%)、期末試験(50%)
教員から一言
キーワード
オフィスアワー
まずはメールでinishi(at)cc.tuat.ac.jpまで連絡を。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2020/03/06 21:05:08