科目名[英文名]
コンピュータプログラミングⅡ   [Computer Programming II]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 24  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 022585
責任教員 [ローマ字表記]
堀 琢磨, 髙田 智史   [HORI Takuma, TAKADA Satoshi]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
コンピュータプログラミングIで学んだPythonプログラミングの応用例として,
画像処理プログラミングや数値計算プログラミングを学ぶ.これらの演習を通
じて,ノイズや不確実性を伴うデータの処理や,解析的に解を求めることが困
難な数学的問題,実験で再現できない条件における現象の解析に力を発揮する
数値シミュレーションといった,工学分野の基礎的な計算処理の基礎的な例を
学ぶ.また,ポインタ・構造体など,多数のデータを扱うプログラミングを学
び,より複雑な問題にも対応する技術を学ぶ.

数値計算の基礎的な理論とそのアルゴリズムを理解することを目指す.与えら
れた問題に対して適切な数値計算法とアルゴリズムを選択し,これまでに修得
したPythonの知識を用いたプログラミングによりコンピュータで問題解決を行
う力を養う.また,コンピュータで大量のデータを処理するための基本構造で
ある配列・構造体・ポインタを使ったプログラミング方法を習得する.さらに
それを活用し,多数の画素からなる2次元画像のエッジ検出等の簡単な画像処
理のプログラミングの素養を身につける.

プログラミングで重要なことはなんだろうか? プログラミング言語の文法的なことを理解することがもちろん不可欠だが、
「どのようにプログラミングを行うべきなのか」についての訓練が非常に重要である。
この授業では、プログラムを作る時の考え方(アルゴリズム)を学ぶ。
同じ機能のプログラムを作成する方法は無数にある中から、
どのようにプログラムの構造を設計し、
どのような手順で作成してゆけば良いのか、
それを学ぶ。

プログラムを作る時の手順は、
プログラムの問題整理(何をしたいのか)、
必要な機能の決定(どのような機能たちからそれを構成するか)、
プログラムの設計(データ構造とアルゴリズムの決定)、
作った機能の試験・デバッグ、
などに分けられる。
実際に様々なプログラムの作成を通してこれらを身につけてゆくことが、この授業の目標である。
到達基準
・Python言語を用いて,応用的なプログラム(文字列の操作,画像処理,クラスの利用,方程式の数値解,動力学解析)が作成できる.
・本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください.
授業内容
(詳細は変更の可能性あり)
第1回:ガイダンス・イントロダクション・復習
第2回:カレンダーの作成
第3回:連立方程式を解くプログラム(漸化式)
第4回:連立方程式を解くプログラム(消去法)
第5回:ポインタ・並べ替え
第6回:関数(引数とメモリの関係)
第7回:中間試験
第8回:文字列1
第9回:文字列2
第10回:グラフィック・画像処理
第11回:構造体
第12回:動力学解析と結果の可視化
第13回:リンクリスト
第14回:復習タイム
第15回:期末試験
履修条件・関連項目
本講義ではPythonによるプログラミング演習を行います.コンピュータの基本的な使い方を習得していること,Pythonの基本的な知識を有していることが必要(すなわち,コンピュータプログラミングIの履修が前提).
テキスト・教科書
参考書
成績評価の方法
60点、演習課題
40点、期末テスト
出席のみの評価は行わない
オンライン教育における成績評価方法は、すべての出席を前提とし、双方向性
を利用した学習意欲、課題等を総合的に評価 し、本学が定める標準的な学修時間に相当する学修効果が認められる場合に単位を付与します。
評価の割合は以下の通りです。課題 60%および期末テスト 40%で評価します。総合評価により以下の 基準で単位を付与します。S: 90 点以上、A:80 点以上 90 点未満、B:70 点以上 80 点未満、C:60 点以上 70 点未満。
教員から一言
初回からプログラミング課題を実施して当日に終わらせる課題があります。
パソコンは、必ず持参してください。
キーワード
Python,プログラミング,数値計算
オフィスアワー
まずはメールをください。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2020/11/26 15:07:57