科目名[英文名]
ディジタル電子回路   [Digital Electronic Circuits]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 34  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 023707
責任教員 [ローマ字表記]
藤吉 邦洋   [FUJIYOSHI Kunihiro]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
a.概要:本講義では、ディジタル信号や非正弦波信号を発生または処理するための電子回路について、波形の概念や回路の応答、パルス発生回路の動作などを等価回路やモデルを通して理解する。講義の前半ではバイポーラトランジスタを飽和させる使い方やダイオードのオンオフによる回路の定性的な動作解析方法を学び、後半では論理回路の様々な構成方法について、それらの動作原理と長所や短所を学ぶ。特に、現代のディジタル電子機器のほとんどで使われているCMOS論理回路については、解析だけでなく簡単な設計ができるようになることを目標とする。

b.目標:非正弦波信号およびディジタル信号を発生または処理するための電子回路について、波形の概念や回路の応答、パルス発生回路の動作などを等価回路やモデルを通して理解する。さらに、簡単な回路について、回路応答を自分で計算し、また所要の出力を得るための回路を合成出来るようになる。
到達基準
・ダイオードやトランジスタを非線形素子として回路の解析ができる。
・非線形動作をする波形発生回路を理解し、解析出来る。
・アナログ素子による論理回路の構成法を理解し、解析できる。
・MOSトランジスタを使った論理回路の動作を理解し、解析と設計ができる。
授業内容
1. 波形変換回路
2. 波形発生回路
3. 論理回路
など
履修条件・関連項目
「基礎電気回路Iおよび演習」、「基礎電気回路IIおよび演習」、「基礎電子回路および演習」を履修済みであることが望ましい。
テキスト・教科書
なし
参考書
伊東正安著 「電子回路」, 産業図書
河原田弘著 「ディジタル回路」, 昭晃堂
成績評価の方法
中間試験と期末試験を行い、これに演習評価を加味して評価する。
教員から一言
電子回路は必要とする仕様または電気特性を得るために有機的に素子を結合したものであるから、動作を理解するためには主要な部分(素子)と補助的な部分(素子)を見分けられるように常日頃心がけておくことが肝要。これが設計へとつながる。また、指定された演習問題は自分で解いた上で授業に臨まなければ演習付きの講義に出ている意味がない。理解出来なかったところは質問し、問題の積み残しがないように早めに解決しておくこと。
キーワード
電子回路,波形,論理回路
オフィスアワー
随時受付可。メールで問い合わせのこと。
備考1
備考2
過去の成績分布は以下の通り。
H30(2018) S 5%, A 17%, B 25%, C 25%, D 27%
H29(2017) S 7%, A 17%, B 33%, C 17%, D 26%
H28(2016) S 12%, A 18%, B 28%, C 18%, D 23%
H27(2015) S 5%, A 21%, B 28%, C 20%, D 26%
H26(2014) S 6%, A 18%, B 19%, C 18%, D 38%
H25(2013) S 18%, A 21%, B 19%, C 24%, D 18%
H24(2012) S 9%, A 11%, B 19%, C 22%, D 40%
なお、本講義に対応する2011度までの科目「電子回路IIおよび演習」の過去の成績分布は以下の通り。
H23(2011) S 8%, A 15%, B 38%, C 25%, D 15%
H22(2010) S 7%, A 22%, B 24%, C 31%, D 15%
H21(2009) S 14%, A 17%, B 29%, C 22%, D 19%
参照ホームページ
http://www.fjlab.ei.tuat.ac.jp/kfujiyos/tuat/electronics.html
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2020/10/13 20:20:03