科目名[英文名]
資源機能制御学Ⅱ   [Functional Control of Natural Resources Ⅱ]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 05ec0104b
責任教員 [ローマ字表記]
吉田 誠   [YOSHIDA Makoto]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
【目的】木質バイオマスの変換技術、保存技術などを理解するために必要な生分解制御学に関する知識および木質バイオマスの生分解を引き起こす真菌類の生態に関する知識を習得するとともに、それらの最新の情報についても学ぶ。

【概要】セルロース、ヘミセルロース、リグニンの微生物分解メカニズムおよび微生物の生態学的知見について、また、その産業的利用に関する最新の知見についても講義する。本講義は専門科目として、本プログラムの資源機能制御学に関する特に木質バイオマスの生物変換技術と木材劣化防止法の専門的な知識を習得するところに位置付けられる。
到達基準
植物生分解をどのように制御していくかについて理解できる。

・植物の生分解メカニズムについて最新の議論も含めて理解できる。
・植物の生分解を制御することで可能となる最新技術について理解できる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
第1回目 概論
第2回目 真菌類の分類、遺伝
第3回目 真菌類の生理、生態
第4回目 木材腐朽菌
第5回目 セルロース分解に関わる酵素
第6回目 ヘミセルロースおよびリグニン分解酵素
第7回目 褐色腐朽菌
第8回目 シロアリおよび木質依存性昆虫
第9回目 CAZyによる分類とポストゲノム解析
第10回目 遺伝子およびゲノム解析技術
第11回目 遺伝子およびゲノム情報利用の実践
第12回目 遺伝子およびゲノム情報利用でできること
第13回目 木材の劣化防止技術
第14回目 植物バイオマス変換技術の最前線
第15回目 講義のまとめ
履修条件・関連項目
専門科目に区分される選択科目である。
授業時間30時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。
テキスト・教科書
講義中に配布した資料を、適宜用いる。
参考書
そのつど紹介する。
成績評価の方法
レポート内容を75%、講義ごとに実施する小テストを25%の比率で評価する。
教員から一言
生分解について深く学んで欲しいと思います。
キーワード
腐朽、防腐、バイオマス変換
オフィスアワー
メールなどで連絡することが望ましい。
備考1
新型コロナウイルス感染拡大の影響によるシラバスの変更については、本科目のクラスルームで確認してください。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2020/09/02 17:01:40