科目名[英文名] | |||||
資源機能制御学Ⅱ [Functional Control of Natural Resources Ⅱ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 05ec0104c | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
小瀬 亮太 [KOSE Ryota] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
【目的】本講義では、繊維の基本的な構造や物性の特徴を把握しながら、セルロースを中心とした天然繊維のこれからの時代の活用の仕方について学ぶ。 【概要】木質バイオマスを材料利用するための方法の一つに、木質バイオマスの繊維状細胞を単離して得られるパルプ繊維を素材とした紙の利用がある。また、近年、最先端ナノ素材としてパルプ繊維からセルロースナノファイバーを調製可能となっている。本講義では、パルプ繊維・紙の科学的知見を通じて天然繊維の材料応用の考え方を学びつつ、天然繊維由来のナノ材料の性質についても学習する。本講義は専門科目として、本プログラムの資源機能制御学に関する特に木質バイオマスの利用に関する専門的な知識を習得するところに位置づけられる。 |
到達基準 |
関連の科学的知見を基に、天然繊維の利用の仕方に関して自分の考えを説明できる。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。 URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
第1回:概論 第2回:パルプ繊維の叩解 第3回:紙の構造 第4回:紙の物理的性質 第5回:紙の強度的性質 その1 第6回:紙の強度的性質 その2 第7回:紙の光学的性質 その1 第8回:紙の光学的性質 その2 第9回:紙層形成と乾燥 第10回:繊維間結合 その1 第11回:繊維間結合 その2 第12回:セルロースナノファイバーの製造方法 第13回:セルロースナノファイバーの性質 第14回:セルロースナノファイバーの利用 第15回:試験(事前に課題を提示し当日解答する形式) |
履修条件・関連項目 |
紙・パルプならびに植物資源を原料とした素材・材料に、興味を感じる人の聴講が望ましい。 授業時間30 時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と 復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
必要に応じて資料を適宜配布する。 |
参考書 |
紙パルプ技術協会編「紙パルプ技術便覧」「紙パルプ製造技術シリーズ 第11巻製造技術入門」 大江礼三郎他 翻訳・監修 「紙およびパルプ製紙の化学と技術 第2,3巻」 |
成績評価の方法 |
平常点と試験によって成績を総合的に評価する。(100%) 成績評価基準 S(90-100):到達基準を超えた成果を上げている。A(80-89):到達基準に十分達している。B(70-79):到達基準に達している。C(60-69):到達基準におおむね達している。D(0-59):到達基準に達していない。 |
教員から一言 |
人類の文明を長い間支えてきた紙・パルプに関する知識を深め、植物繊維資源および紙・パルプをこれからどのように活用していけばよいか考えてほしい。 |
キーワード |
植物資源,パルプ,紙 |
オフィスアワー |
オフィス・アワーは、講義終了後30分程度ならびに、電子メールにて連絡の上、質問に応じる。電子メール okayama@cc.tuat.ac.jp, kose@cc.tuat.ac.jp |
備考1 |
新型コロナウイルス感染拡大の影響によるシラバスの変更については、本科目のクラスルームで確認してください。 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2020/09/11 17:30:31 |