科目名[英文名] | |||||
自然環境資源学特論Ⅷ [Special Lecture on Environmental Science and Natural ResourcesⅧ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 05ec0121 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
楊 宗興, 藤井 一至, 熊田 英峰, 中田 典秀 [YO Muneoki, KUMATA Hidetoshi] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
藤井一至(森林総合研究所)が担当する。3回にわけて集中で講義を行う。この授業では、地球規模の物質循環や食糧生産を担う土壌の基礎的知識について講義します。前半は、土壌の成り立ち、土の生物の多様性と生態、土の構造と機能について学びます。後半は、46億年の地球史、700万年の人類史を踏まえながら、地球・生態系スケールの生物地球化学の中での土の役割、生物・人間活動と土壌劣化、農業・環境問題の関係について学びます。この授業は、以下の日程で開講します。 ・10/9 金 午後2.5コマ ・10/16 金 午後2.5コマ ・10/23 金 午後2.5コマ |
到達基準 |
本講義 の履修を成功裏に完了した学生は、 (1)現在地球を覆う「土壌」環境がどのように作られ、どのような理化学的・生物学的特徴を持ち、月や火星の〝土″とは何がどう違うか、また地域によりどのような違いが存在するか、について説明できるようになります。 (2)世界各地の環境特性や生物生産、それらと人間活動との関わりを含めた環境問題・農業問題について、生物地球化学的な視点から理解できるようになります。 (3)土壌という対象を通して、単純な理論と複雑な事象の結びつきの本質を抽出する思考力を身につけることができます。 |
授業内容 |
授業計画(各回は、内容による複数コマで実施) 第1回:表層地球環境と土壌(岩石の風化、土壌の生成、月や火星の〝土″との比較) 第2回:粘土鉱物と有機物の特性(変異荷電・一定荷電、凝集・分散、土壌侵食) 第3回:土壌微生物の多様性と分解機能(キノコ、カビ、バクテリア、ウイルス) 第4回:生態系の物質循環(炭素、窒素、リン) 第5回:地球史46億年と世界の土壌分布 第6回:人類史と土壌劣化(農耕文明、塩類集積、土壌酸性化) 第7回:世界の農業と土壌の多様性 第8回:地球環境問題と土壌 小テストの課題に対する考えを簡潔に発表し、討論することで、知識を習得するだけでなく思考力を養う。 |
履修条件・関連項目 |
テキスト・教科書 |
必要に応じて準備する。 |
参考書 |
必要に応じて準備する。 |
成績評価の方法 |
小テストによる。 |
教員から一言 |
キーワード |
修士研究、目的、方法、解析、考察 |
オフィスアワー |
随時 fkazumichi@yahoo.co.jp |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2020/09/01 18:03:49 |