科目名[英文名]
応用生命化学特論Ⅱ   [Special Lecture on Applied Biological Chemistry Ⅱ]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 05lc0108
責任教員 [ローマ字表記]
西河 淳, 重本 和宏, 上住 聡芳   [NISHIKAWA Atsushi, SHIGEMOTO Kazuhiro, UEZUMI Akiyoshi]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
サルコペニア(加齢性筋肉減少症)は高齢者のADL(activity of daily living)とQOL(quality of life)を損なう主要な原因です。 すでに超高齢社会を迎えている我が国だけでなく欧米やアジアにおいても、サルコペニアは社会医学だけでなく生命科学の分野でも注目されています。サルコペニアの特徴は加齢による筋肉量低下と筋力低下ですが、実際に臨床や介護現場で有効に役立てることができる定義と診断基準のいずれについても確立されていないのが現状です。さらに、サルコペニアは遺伝因子と環境要因に加えて、エピジェネティックの変化など多様な老化促進因子が長時間重なっておきるため、その病態とメカニズムを解明することが難しいのです。本講義では、このような現状を踏まえて、サルコペニアを理解するために必要な基礎知識から最新の研究について理解した上で、問題点を議論できるようになることを目的とします。
到達基準
1) サルコペニアについて説明できるようになる.
2) サルコペニアの社会的影響について考え、説明できるようになる.
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
2名の講師(重本和宏[SHIGEMOTO, Kazuhiro]、上住聡芳[UEZUMI, Akiyoshi])により以下の内容で講義を行う。
1)筋肉の機能とは.
2)どのような機構で筋は維持されているか.
3)加齢による筋萎縮について.
4)サルコペニアのメカニズム.
5)サルコペニア研究の今後の展開について.
履修条件・関連項目
基礎生物学、生化学、基礎生理学、基礎分子生物学、基礎物理化学を履修している事が望ましい。本学の標準時間数に準ずる時間で、予習・復習(授業外学習)をすること。
テキスト・教科書
特になし
参考書
サルコペニアー概論―がいろん (監修・荒井秀典 ライフサイエンス出版2017年初版)
成績評価の方法
講義への取り組み(計50%)及び講義の最後に行われる試験(計50%)により評価する。
教員から一言
キーワード
サルコペニア(加齢性筋肉減少症)、フレイル、筋萎縮、認知症、介護
オフィスアワー
e-mail (重本:kazushige@tmig.or.jp)
備考1
備考2
参照ホームページ
http://www.tmghig.jp/J_TMIG/J_index.html
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2020/03/16 16:20:47