科目名[英文名]
技術企業経営概論   [Technology Corporations]
区分 専門職学位課程科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 1060806
責任教員 [ローマ字表記]
林田 英樹   [HAYASHIDA Hideki]
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
技術企業経営概論では、技術経営全般に関わる基本的スキルを学びます。技術の視点とグローバルな視点から講義を行います。
全体は、3つのモジュールからなり、モジュール1では、ベンチャーとテクノロジーマネジメント、モジュール2ではイノベーションとテクノロジーマネジメント、モジュール3では イノベーションとグローバル経営について、講義をおこないます。
尚、本科目は、技術経営の実務経験のある教員による授業科目である。
到達基準
技術系企業における「技術経営」の視点から,技術,企業経営及び業務に必要な理論やその枠組みに関するマネジメント知識
を体系的に理解し,知識としての理解と蓄積を図る。
講義のカバーする範囲は広範囲なので、モジュール毎に括りはあるが、毎回内容は異なる。 そのため、事前資料には確実に目を通しておくこと。
・知識・理解の観点。
 技術戦略の評価と展開に関して理解して、説明が出来る。
・思考・判断の観点
 技術経営の知識、フレームワークを使用して、現実のビジネスにおける、経営上の課題、問題点を多面的に分析できる。
・関心・意欲の観点
 技術経営の知識、フレームワークを適応して、企業または組織が直面している経営上の課題、問題点を分析できる。
・態度の観点
 クラス討論への目的意識と論理性を持った発言とグループワーク。
・技能・表現の観点
 技術経営の基本的知識、ツール、フレームワークを適切に、効果的に報告書や発言に取り入れることが出来る。

履修案内のカリキュラムマップを参考にして下さい。
授業内容
モジュール 1
第1回    ガイダンス、シラバス、各モジュールの概要、授業の進め方 アントレナーシップとベンチャーの組織マネジメント
第2回   ベンチャーとテクノロジーマネジメント(1) ベンチャー企業の成長プロセスとビジネスモデルキャンパス
第3回   ベンチャーとテクノロジーマネジメント(2) ベンチャーの戦略     
第4回   ベンチャーとテクノロジーマネジメント(3) ベンチャー企業の評価とファイナンス
第5回   ビジネスモデル グループ発表
モジュール 2            
第6回   イノベーションとテクノロジーマネジメント(1) 技術戦略 [ケーススタディ①]
第7回  イノベーションとテクノロジーマネジメント(2) 技術マーケティングとオープンイノベーション      
第8回   イノベーションとテクノロジーマネジメント(3) イノベーションマネジメント(1)     
第9回   イノベーションとテクノロジーマネジメント(4) イノベーションマネジメント(2)     
第10回  ケース グループ発表        
モジュール 3
第11回 イノベーションとグローバル経営(1) グローバル経営と戦略 [ケーススタディ②]  
第12回  イノベーションとグローバル経営(2) グローバル企業のマネジメント
第13回   イノベーションとグローバル経営(3) 日本企業のグローバルマネジメント 
第14回  イノベーションとグローバル経営(4) グローバル イノベーションとR&Dマネジメント
第15回 ケースグループ発表
履修条件・関連項目
授業時間30時間に加えて本学の標準時間数に準ずる予習・復習を行うこと。
講義とクラス討論、グループ発表を中心に授業を進めます。従って、講義での討論とグループ発表への参加が必須です。
後期開講の企業技術戦略論を受講予定の人は、受講することをお奨めします。
テキスト・教科書
教科書は使用しません。ケース教材は事前に配布します。
参考書
経営学全般
1)ゼミナール経営学入門:伊丹敬之、加護野忠男、日本経済新聞 2003
ベンチャー関連
1) 起業の科学 田所雅之 日経BP社 2017、2) 図解リーン・スタートアップ成長戦略 Ash Maurya, 訳角征典 2017, 3) ビジネスモデル・ジェネレーションビジネスモデル設計書:アレックス・オスターワルダー 翔泳社 2012
イノベーション関連
1) イノベーションのジレンマ クリステンセン 翔泳社 2001, 2) イノベーションのDNA クリステンセン, 翔泳社 2012, 3) イノベーション・マネジメント入門 一橋イノベーションセンター 2017,4) テクノロジストの条件 (はじめて読むドラッカー (技術編)),ドラッカー ダイヤモンド社,2005, 5) イノベーションと企業家精神【エッセンシャル版】ドラッカー,ダイヤモンド社 2015
グローバル経営関連
1) グローバル経営入門 浅川和宏 日本経済新聞 2017, 2) MBA マネジメントブックII, グロービス経営大学院 ダイヤモンド社,2015, 3)マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則, ドラッカー ダイヤモンド社, 2001
成績評価の方法
成績評価基準:(1)クラス討論(授業内での発言・参加度)50% (2)中間・期末レポート各30% (3)グループ発表20%を目安とします。
期末レポート評価基準: (1)授業内容理解度、(2)考察力、(3)実践応用力、(4)論述力、(5)作成努力
欠席が4回以上ある場合は、評価しない。
【オンライン教育における成績評価方法と評価基準】
オンライン教育における成績評価方法は、すべての出席を前提とし、双方向性
を利用した学習意欲、小テストおよび課題、オンラインテスト等を総合的に評価
し、本学が定める標準的な学修時間に相当する学修効果が認められる場合に単
位を付与します。評価の割合は以下の通りです。平常点50%、課題およびレポート(中間2回、期末1回の合計3回)30%およびオンライングループ発表20%で評価します。
総合評価により以下の
基準で単位を付与します。S: 90 点以上、A:80 点以上90 点未満、B:70 点以上
80 点未満、C:60 点以上70 点未満。
教員から一言
人は若き日に心に抱いた人物像へと近づいていくものだと思います。「夢は決して捨てずに。努力は少しも惜しまずに。」その日が必ずくることを信じ続けることが重要だと思います。
キーワード
経営学、マーケティング、ファイナンス、ベンチャー、イノベーション、リーンスタートアップ、ビジネスモデルキャンパス、グローバル
オフィスアワー
随時受け付けます。 予めメール等で連絡下さい → hideki-hayashida@go.tuat.ac.jp  土曜日の午後に割り当てます。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2020/04/21 22:15:31