科目名[英文名] | |||||
有機材料解析特論Ⅱ [Organic Materials Characterization II] | |||||
区分 | 後期課程科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 1080214 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
米澤 宣行, 臼井 博明 [YONEZAWA Noriyuki, USUI Hiroaki] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
a. 有機材料化学科の学士課程で開講された有機化学関連科目および有機材料化学専修で開講された有機材料解析特論Ⅰで学習した芳香族系高性能ポリマー材料に関する合成化学,反応と関連化合物の空間構造-反応性相関に関する考え方を基にして,芳香族系高性能有機材料の化学を,分子の空間構造を梃子にして,総合的に検証的学習する。 b. 有機材料の主要構成成分となる有機物質の化学的挙動と物理的性質の,分子空間構造理解を用いた,統合的,俯瞰的,な考察を行い,論文誌の関係報文の内容を深化的に読み取って理解し,展開提案ができるレベルの力の修得を目指す。 |
到達基準 |
有機材料化学分野における有機反応・物理的性質の, ・分子空間構造の解析手法の原理と限界の理解 (解析結果利用者の立場) ・分子空間構造の解析結果の評価と分子軌道法観点での解釈 ((有機反応の実施者の視点) ・分子空間構造と有機反応性との相関理解 (有機反応の実施者の視点) ・分子空間構造と基本物性との関連の理解 (有機材料構成有機分子を合成する立場) 高度な総合的専門的実力修得。本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内を参照してください。 |
授業内容 |
基本的に関係論文を題材にして,履修学生が読み込んで発表準備をしたものを教材にケーススタディ学習を進めます。履修者は授業を通して10報程度の論文について,読み込んで発表(準備)することを予定しています。 第1回 授業の方針と進め方の説明(履修者が多いときは分担日の設定) 第2〜12回 履修学生の発表とそれに基づく討論 一人あたり15分程度,毎回5〜6人 第13〜15回 総括講義 第16回 試験 |
履修条件・関連項目 |
有機材料化学科学士課程・有機材料化学専修博士前期課程で開講されている有機化学関係の科目の内容について,有機反応および有機分子構造解析については十分な理解力を有し特に「基本的な面からの解説はなくても,議論を手動できる」レベル,物理有機化学的側面では,特に分子軌道法と有機分子の諸性質との関連を「解説されれば分かる」程度以上に修得していること。気体分子運動論,熱力学,統計力学,量子化学等の物理化学的項目,諸元素の性質の軌道的理解(特に遷移金属錯体の性質と反応)等の無機化学にも触れることが多いので,「免疫」を持っていることが望ましい。 |
テキスト・教科書 |
雑誌論文を教材に用いる |
参考書 |
有機化学の教科書 ボルハルト-ショア,パイン 等 無機化学の教科書 シュライバーアトキンスが好ましい 物理化学の教科書 アトキンス 等 化学結合論の教科書 ピメンテルが好ましい |
成績評価の方法 |
最終試験により評価する。第一回目の授業時に設定した発表回数の条件を満たしていることを,成績評価の条件とする。 |
教員から一言 |
有機材料の有機反応化学・有機構造化学・基本物理的性質を基本から,そして多角的・統合的に勉強しましょう。 おそらく,今まで分かりにくかったことが,紐が解けるように分かる....かもしれません。 |
キーワード |
有機材料化学の基礎と展開;特に分子材料有機化学;有機構造化学;有機反応化学;高分子合成化学 |
オフィスアワー |
特に設けないので,随時研究室で相談は受け付けます。事前の電話等による在室の確認を勧めます。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/11/30 14:11:32 |