科目名[英文名]
量子光電子工学特論   [Selected Topics in Quantum Electronics and Photonics]
区分 後期課程科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 1080405
責任教員 [ローマ字表記]
宮地 悟代   [MIYAJI Godai]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
レーザー光は太陽や蛍光灯の光とは違い、高コヒーレンスという性質を持っている。その性質をうまく利用することにより、光通信や光ディスクメモリー、レーザープリンター、レーザー加工機、レーザー治療器など様々な分野で使われている。また、極限的に短時間・微小領域に高いエネルギーを物質に注入できるため、あらゆる学問分野で新しい科学を生み出す原動力ともなっている。本科目では、主に電磁気学と量子力学の知識を使用し、レーザーを使うことによって初めて理解できるようになった物理現象を理解することを目的とする。
到達基準
講義で学習した内容を説明できること。
関連する文献を読み,深く理解する。
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
履修案内のカリキュラムマップを参照すること。
授業内容
各回、講義に加え、受講者は提示された文献を読み、その概要をプレゼンテーションする。
第1回 はじめに
第2回 非線形光学効果1:波長変換
第3回 非線形光学効果2:自己位相変調
第4回 非線形光学効果3:電気光学効果、磁気光学効果
第5回 高強度レーザーの発生1:誘導放出
第6回 高強度レーザーの発生2:パルス伸長
第7回 高強度レーザーの発生3:増幅
第8回 高強度レーザーの発生4:パルス圧縮
第9回 レーザーパルスの評価法1:エネルギー、スペクトル特性
第10回 レーザーパルスの評価法2:時間特性
第11回 高強度レーザーによるイオン化1:多光子吸収
第12回 高強度レーザーによるイオン化2:トンネルイオン化
第13回 高強度レーザーによるイオン化3:超閾イオン化
第14回 トピックス:超短パルス、極短波長レーザーの発生と応用
第15回 トピックス:高強度超短パルスレーザーと固体との相互作用
履修条件・関連項目
電磁気学、振動・波動の知識を基にしている。
本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
参考書
関連する学術論文
成績評価の方法
発表(50%)とレポート(50%)を基に評価する。
教員から一言
キーワード
電磁波、レーザー、コヒーレンス
オフィスアワー
基本的には居室(4号館5階536室)でいつでも受け付けるが、不在のことが多いので、メール(gmiyaji@cc.tuat.ac.jp)で連絡してからの方がよい。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/12/24 10:58:29