科目名[英文名] | |||||
植物生産生理学特論 [Advanced Plant Production Physiology] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 96112 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
和田 義春(宇) [WADA Yoshiharu] | |||||
所属 | 連合農学研究科 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
・ 開講日時と開講場所 令和2年 12月 9日( 水 )10:00〜 オンライン講義 ・ 科目が扱う学問分野の紹介と主な学習項目 植物生理学は、植物の生理現象を解明する科学であり、植物の環境条件に対する反応や植物と多の生物との相互作用なども含まれ、農業の場面では、農作物や園芸作物などの栽培や育種の基礎として、作物の収量や品質を安定して向上させる上で重要で、最近の進歩がめざましい。本授業では、植物生理学のうち、とくに農作物や園芸作物の栽培や育種など作物生産と密接に関わる科学について、授業担当教員がそれぞれの専門とする分野の最新の動向を解説し、併せて今後の方向を展望する。 ・ 研究科のカリキュラムの中での位置づけ 農学における最先端の知識・技術を学ぶことにより、生物生産科学植物生産学分野における高度の専門能力をつけるための講義科目です。 ・ 授業形態 講義と討論からなる。 |
到達基準 |
・ 単位認定基準 作物生産の源泉である光合成について、器官レベルの光合成速度の律速因子を説明できる。 作物個体群レベルでの光合成の特徴と関与する要因を説明できる。 C3光合成とC4光合成の特徴を説明できる。 Rubiscoと光呼吸について説明できる。 CO2濃度の上昇と地球温暖化の下での作物光合成の変化について考察できる。 光合成能力の改良について現在行われていることを説明できる。 ディプロマポリシーの観点との関連 本講義は、連合農学研究科DPのA(1)、 D(8)およびD(9)に対応する。 |
授業内容 |
1. 器官レベルの光合成速度の律速機構 2. 作物個体群レベルでの光合成 3. 作物の光合成機能の向上 C3光合成作物のC4化 CO2濃度の上昇と地球温暖化にともなう作物光合成の変化 光呼吸の抑制 C3-C4中間型光合成 授業の進行状況に応じて、授業内容を修正する可能性がある |
履修条件・関連項目 |
授業時間7.5時間とレポート等作成にかかる時間に加え、高校、大学レベルの光合成メカニズムについての知識を十分復習することを含めて、本学の標準時間数22.5時間に準ずる予習と復習を行うこと |
テキスト・教科書 |
参考書 |
テイツ/ザイガー 「植物生理学・発生学」、 池田武編 「作物の生理生態学大要」 / |
成績評価の方法 |
授業参加態度50%:出席、グループ活動(調査、発表)への貢献を評価する 提出課題50%:現在進行中のCO2濃度上昇と地球温暖化の下での光合成生産の向上についての課題を説明し、対応策の有意性について検証できることを評価のポイントとする |
教員から一言 |
植物の光合成機能に関わる生理生態的特徴を器官レベルから個体群レベルまで解説します.今後,生産性向上に向けた光合成機能改善の方向について共に考えましょう. |
キーワード |
光合成、個体群、光律速、気孔伝導度、Rubisco、光呼吸、C3-C4光合成 |
オフィスアワー |
wada@cc.utsunomiya-u.ac.jp |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2020/09/04 14:03:26 |